(7)統合失調症の薬

精神領域の主役級分野にようやく到着。

ここからは統合失調症に効くお薬です。

 

統合失調症にはドーパミンの過剰とGABAの不足が

関係していると考えられています。

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(7)統合失調症の薬

クロルプロマジン塩酸塩の原則禁忌からですね。

原則禁忌は皮質下部の脳障害疑いのある人。

具体的には脳炎や脳腫瘍、

頭部外傷後後遺症の疑いのある人のことです。

これらの人では高熱反応が出る ...

(7)統合失調症の薬

クロルプロマジン塩酸塩の併用注意の続きでしたね。

忘れてはいけない「アトロピン作用のある薬」。

抗コリン作用のある薬のことですね。

制吐薬や消化管機能改善薬の

ドンペリドンやメトクロプラ ...

(7)統合失調症の薬

ハロペリドールの併用禁止はアドレナリンとボスミン。

これは作用逆転の可能性があるからでしたね。

慎重投与対象も、クロルプロマジン塩酸塩とかなり重なります。

肝臓に障害のある人、高齢者、小児。 ...

(7)統合失調症の薬

リスペリドン(リスパダール)は、

セロトニン受容体とドーパミン受容体に対する拮抗薬。

ドーパミン受容体ブロックで陽性症状に効き、

セロトニン受容体ブロックで陰性症状にも効く薬です。

セロ ...

(7)統合失調症の薬

リスペリドンの併用禁止からですね。

併用禁止はアドレナリンやボスミン。

キーワードは「作用逆転」でしたね。

 

併用注意は、

本剤の効果を弱めるドーパミン作動薬と抗 ...

(7)統合失調症の薬

オランザピンの慎重投与対象のおはなしですね。

糖尿病の家族歴や危険因子のある人についてはおはなし済み。

肝臓に障害のある人や高齢者はいつも通り。

肝毒性のある薬を使っている人は、

悪化の ...

(7)統合失調症の薬

今まで、統合失調症に効くお薬を紹介してきましたが。

統合失調症は神経伝達物質の異常と共に、

心も体も大パニックになっている状態でした。

心と体、なんとかして休めてあげたいところですね。

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(6)パーキンソン病の薬

パーキンソン病で

おかしくなってしまった神経伝達物質はドーパミン。

不足したせいで病気になってしまったのなら、

薬として補充してあげればよさそうですね。

ドーパミン補充薬のおはなしから始 ...

(6)パーキンソン病の薬

レボドパの併用注意薬の続きです。

他のパーキンソン病薬と併用すると、

精神・神経に対する作用が強く出てしまいます。

全身麻酔薬の中にはハロタンなどのように

ドーパミン受容体の感受性を高め ...