(1)健康保険制度

前回、診療報酬による医療機関の誘導(コントロール)を確認しました。

ここで、医療機関の収入と支出を見てみることにしましょう。

 

医療機関の収入の多くは、

保険診療の「残り7割 ...

(1)健康保険制度

公的医療保険のもとでの医療費自己負担は、原則3割。

「3割」という割合が出てくる以上、

どこかに「全体(10割)」がないといけません。

10割にあたる「元の金額」が、国の定める「診療報酬」です。

(1)健康保険制度

診療報酬の改定、イメージはつかめましたね。

診療報酬は2年に1回、

介護保険の介護報酬は3年に1回改定されます。

両方が同時に改定される(同時改定:ダブル改定)年もありますね。

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(3)欠点の改良

ここからは高齢者に注目して、公的医療保険を見直してみましょう。

公的医療保険の世界では、65歳からが「高齢者」。

特に75歳以上を「後期高齢者」と呼ぶときには、

65歳から74歳は「前期高齢者」にな ...

(3)欠点の改良

後期高齢者医療制度について定める、

高齢者の医療確保に関する法律の目的部分。

3つ目の「前期高齢者に関係する保険者間の費用負担調整」のおはなしです。

 

現在の日本ではどこかに ...

(3)欠点の改良

「…75歳以上は、自己負担ゼロ?」

 

それでは、公的医療保険に対する負担軽減策として不十分。

国がもっと積極的に財政介入する必要があったので、

新しい公的医療保険制度を作るこ ...

(1)「生きる」に必要なもの

本分中に出てこなかった用語(のうち大事なもの)を補足しておきますね。

 

「平均余命」というのは、

ある年齢ちょうどになった人があと何年生きるかの期待値です。

とくに0歳の平均 ...

(1)「生きる」に必要なもの

受療後、一定数の人には入院治療が必要になります。

病院全体としての平均入院期間は30.6日。

ゆるゆると毎年減少していく傾向にあります。

とはいえ、ここは「病床」によって大きく違うところ。

(1)「生きる」に必要なもの

「病床」のおはなしの続きです。

残りは「精神病床」と「一般病床」ですよ。

 

「精神病床」は2つの分類をまとめた呼び名です。

1つは、「内科・外科・産婦人科・眼科・耳鼻科を有す ...

(3)欠点の改良

介護保険の区分、途中になっていましたね。

 

要介護2は、困難さはあるものの、自力で立ち上がり歩行が可能な状態です。

「困難さ」の部分を支えるために、トイレや入浴時に介助が必要そうですね。 ...