5 総論:国レベルの侵入を減らす方法

1類感染症は

全てが検疫所でブロック対象になる「検疫感染症」です。

「こんな病気(の原因になる微生物)日本に持ち込まれたら、

大変なことになる!」感染症ですね。

名前だけ並べてみますよ。 ...

5 総論:国レベルの侵入を減らす方法

微生物の侵入経路を確認し、

体に入られた後の防御システム(免疫)についても確認しました。

いくら免疫が働いているとはいえ、

やっぱり体に入り込む微生物は少ない方がいいですよね。

だから、 ...

4 総論:免疫

母体と胎児で

「自己か、異物か」というはなしが出たので、もう少し補足。

移植は主に「自分以外のヒト」から移植(自家移植)を受けるので、

当然「異物」として扱われます。

移植をして、

4 総論:免疫

さて、「抗体」と一言で済ませてきましたが

…抗体には5種類ありましたよね。

初めて体に入ってきた異物に対して(一次応答)は、

異物に対するY字状のところが5つある(5量体)のIg-M。

...

4 総論:免疫

次に、微生物の毒性による徴候や症状のおはなし。

徴候は客観的に見つけられる違い、

症状は主観的に感じ取れる違いと分けられますね。

他人から見て分かれば、

徴候であると同時に症状でもあるこ ...

4 総論:免疫

侵入部位としての「炎症」についてまとめました。

これで微生物を諸部できれば、炎症が引いていきます。

処分しきれないと…「感染」ですね。

 

今度は局地戦ではなく、総力戦のスター ...

4 総論:免疫

炎症は、赤くなって(発赤)、熱をもって(発熱)、

腫れて(腫脹)、痛むもの(疼痛)。

発赤・発熱・腫脹・疼痛をまとめて「炎症の4徴」ともいいますね。

これらは、微生物に侵入されて、

白血 ...

4 総論:免疫

獲得免疫のスタートは、マクロファージによる抗原提示。

食べた異物(抗原)の特徴的な部分を表面に出し(抗原提示)、

ヘルパーTリンパ球に見てもらいます。

抗原を確認したヘルパーTリンパ球は、Bリンパ球 ...

4 総論:免疫

免疫は、異物の侵入から体を守る働き。

皮膚や粘膜による物理的防御や、

胃酸や酵素による化学的防御を抜けられた後のおはなしです。

 

先に接触感染のところでおはなししたように、

3 総論:侵入経路

微生物の人への侵入方法(感染経路)について

おはなししてきました。

ヒトを「宿主」、

微生物のうちヒトに病気を引き起こすものを「病原体」として、

「宿主-病原体関係」の整理でもありました ...