6 ケース6:最後の親孝行?

条件②は、患者は死が避けられず、死期が迫っていること。

これも、実際に考え出すと難しいですよ。

人間の生命の終わりを正確に知ることは、

それこそ神様でもない限り無理なおはなしです。

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6 ケース6:最後の親孝行?

アウトにならずにできること。

看護師の立場だったらどうでしょうか。

 

患者の生命については、医師よりもできることは少ないでしょう。

でもケース5でおはなししたように、 ...

6 ケース6:最後の親孝行?

アウトにならずにできることは何か。

まずは、医師の立場から考えてみましょう。

 

アウトにならない4条件を満たしているなら、

患者さんを安楽死させてもセーフのはずですが…

6 ケース6:最後の親孝行?

裁判所が「かわいそうだよね…」と軽い刑罰を選んでくれたことには、

ちゃんと根拠がありますよ。

これを書いている現在(2018年9月)、

人殺しのアウトは5年以上(事例当時では3年以上)の刑務所暮らし ...

6 ケース6:最後の親孝行?

法律医療のおはなし、とりあえず最終テーマです。

最初のケース1と同様、

「医療倫理」でもよくお目にかかる事件ですよ。

 

(事件紹介ここから)

Aは末期癌で余命数日 ...

5 ケース5:たかが検査、されど検査

「どうすればアウトにならずに済むのか」看護師編です。

 

看護師にできることは何でしょう。

看護師は人の「身体」と「精神」を「看る」職業です。

そして患者さんの安全と安楽を第一 ...

5 ケース5:たかが検査、されど検査

「どうすればアウトにならずに済むのか」

まずは、医師の立場から考えてみましょう。

 

裁判所は「ヤバい結果を避けられたのに、あえて避けなかった」から、

事件の医師Cをアウトにし ...

5 ケース5:たかが検査、されど検査

最高裁判所の判断、確認していきましょう。

「高等裁判所は『以下のところ』を判断していないよ。

最高裁判所は事実を確認する裁判所じゃないから、

高等裁判所さん、そこのところもう1回やり直してね。よろし ...

5 ケース5:たかが検査、されど検査

医師Cは「何とか出来た」のか…について考えてみましょう。

 

まず、ルンバール(腰椎穿刺)をしない選択肢があったか。

確かにお薬は静脈から入れることはできそうですが、

薬が効い ...

5 ケース5:たかが検査、されど検査

いよいよ後半パート突入。

法律医療のおはなしも、残り2つです。

今回は「検査」に関係するおはなしですよ。

 

(事件紹介ここから)

Aは3歳児。化膿性髄膜炎にかかり ...