12 末梢神経のおはなし(3)触覚と皮膚(後半)(4)
水痘とは水ぼうそうのこと。
水痘・帯状疱疹ウイルスによる、
接触・空気感染です。
微生物学:DNAウイルス
感染力が強く、長引くことが特徴。
感染後2週間くらいで、
12 末梢神経のおはなし(3)触覚と皮膚(後半)(3)
黄色ブドウ球菌や連鎖球菌が原因で起こるのが
「トキシックショック症候群」。
血圧低下、多臓器障害、
猩紅熱紅斑が出てくる症候群です。
「猩紅熱」はA群β溶血性連 ...
12 末梢神経のおはなし(3)触覚と皮膚(後半)(2)
いわゆる「ひげそりまけ」は尋常性毛瘡。
髭の生える場所に限局した、
細菌性毛包炎、毛包周囲炎のことです。
硬い毛に一致して紅色血疹、
膿疱ができて、痂皮化します。
かゆみや痛 ...
12 末梢神経のおはなし(3)触覚と皮膚(後半)(1)
1 皮膚感染症
(1)疥癬・白癬
ダニによるかゆみは「疥癬」。
主にヒゼンダニというダニで、
かゆみ、紅色丘疹、小さな固まり(結節)が
アレルギー反応として出てきます。
12 末梢神経のおはなし(2)聴覚・触覚と皮膚(前半)(8)
閉鎖空間の中には皮膚常在菌の
アクネ菌(いわゆるニキビ菌)がいて、
アクネ菌がリパーゼを出すと周囲に炎症が起こります。
これが「赤ニキビ」の状態。
炎症の結果、白血球に細菌等が貪食される ...
12 末梢神経のおはなし(2)聴覚・触覚と皮膚(前半)(7)
遺伝的要素が強い、乾燥性の「変!」もあります。
代表的なのが魚鱗癬。
全身びまん性、左右対称に出る疾患で、
「サメ肌」とも呼ばれます。
常染色体優性のものも、伴性劣性のものもあり、
12 末梢神経のおはなし(2)聴覚・触覚と皮膚(前半)(6)
(3)皮膚掻痒症、乾燥性湿疹、角化症
かゆみが出たとき、皮膚に異常サインが出て、
原因が分かればいいのですが。
皮膚掻痒症では、
原因が見当たらぬまま強いかゆみが出ます。
全 ...
12 末梢神経のおはなし(2)聴覚・触覚と皮膚(前半)(5)
(2)蕁麻疹、薬疹
一般的によく目にする
皮膚の「おかしい!」がじんま疹(蕁麻疹)。
かゆみを伴う紅斑と
膨疹(限局性の皮膚のふくらみ)が、
一過性に出没する疾患です。
12 末梢神経のおはなし(2)聴覚・触覚と皮膚(前半)(4)
皮膚には毛の他に
汗腺と脂腺もありましたね。
汗の水分と皮脂(油分)が合わさり、
角質の表面と隙間をさらにガード。
皮脂は酸化すると酸性に変わり、
皮膚の表面を弱酸性に保って ...
12 末梢神経のおはなし(2)聴覚・触覚と皮膚(前半)(3)
(2)メニエール病、前庭神経炎
平衡感覚が「変!」になる例として、
メニエール病と前庭神経炎があります。
メニエール病は難聴・耳鳴りを伴って
数分から数時間持続する反復めまい発作。