7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

(2)高尿酸血症、痛風

肥満と合併しやすいので、

ここで高尿酸血症と痛風もおはなししてしまいましょう。

痛風というのは、

高尿酸血症(7.0mg/㎗超)が長時間持続し、

析出 ...

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

2 脂質代謝異常と高尿酸血症、痛風

脂質代謝異常のおはなしに入ります。

以前は「高脂血症」と呼んでいました。

でも「血液中脂質は多すぎても少なすぎてもよろしくない!」と

分かって来たため ...

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

(3)低血糖症

低血糖症は、血糖値が60mg/㎗を下回ってしまったもの。

動悸・ふるえ・発汗といった自律神経症状が出るのは、

「やばい!何とかしなきゃ!」と

アドレナリンがたくさん出るか ...

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

急性合併症だけでも十分大変なのに、

慢性合併症ではさらに対策対象が広がります。

 

まず、先程も出た

「腎臓の働きがおかしくなってしまう(腎症)」。

このせいで血漿 ...

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

(2)糖尿病の合併症

糖尿病の怖さは、合併症の怖さでもあります。

急性合併症には低血糖(→昏睡)、

高血糖高浸透圧性昏睡、ケトアシドーシス昏睡があります。

 

3種 ...

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

【代謝異常のイントロダクション】

膵臓は消化酵素の産生地点であり、

ホルモンの産生地点でもあります。

糖質(炭水化物)の消化酵素アミラーゼ、

タンパク質消化酵素のトリプシン、

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

血糖値を上げるホルモンはたくさんあります。

細胞にとっての重要性を思いだせば、

血糖値維持は最重要課題。

特に脳や赤血球にとっては死活問題です。

だから肝臓に空腹時の血糖を維持するための ...

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

pHの恒常性を守る2大器官は肺と腎臓。

それをサポートしてくれるのが

赤血球の炭酸水素緩衝系です。

肺は水(血液)に溶けて酸性を示す

二酸化炭素(CO₂)の排出量で恒常性を守ります。

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

(腎臓の復習とアシドーシス・アルカローシスの基本)

腎臓の働きを簡単に復習しておきましょう。

腎臓は尿を作ることが主な働きですが、

それ以外にも大事な働きをしています。

「赤血球成熟因子 ...

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

逆に副腎皮質の分泌機能が低下することもあります。

例えば、先天性の「副腎皮質ステロイド合成障害」。

こちらは必要な副腎皮質成分を薬で補充し、

外性器異常には外科的形成術がとられます。

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