7 体温のおはなし(4)内分泌系(代謝異常)(15)
2 脂質代謝異常と高尿酸血症、痛風
脂質代謝異常のおはなしに入ります。
以前は「高脂血症」と呼んでいました。
でも「血液中脂質は多すぎても少なすぎてもよろしくない!」と
分かって来たため ...
7 体温のおはなし(4)内分泌系(代謝異常)(14)
(3)低血糖症
低血糖症は、血糖値が60mg/㎗を下回ってしまったもの。
動悸・ふるえ・発汗といった自律神経症状が出るのは、
「やばい!何とかしなきゃ!」と
アドレナリンがたくさん出るか ...
7 体温のおはなし(4)内分泌系(代謝異常)(13)
急性合併症だけでも十分大変なのに、
慢性合併症ではさらに対策対象が広がります。
まず、先程も出た
「腎臓の働きがおかしくなってしまう(腎症)」。
このせいで血漿 ...
7 体温のおはなし(4)内分泌系(代謝異常)(12)
(2)糖尿病の合併症
糖尿病の怖さは、合併症の怖さでもあります。
急性合併症には低血糖(→昏睡)、
高血糖高浸透圧性昏睡、ケトアシドーシス昏睡があります。
3種 ...
7 体温のおはなし(4)内分泌系(代謝異常)(10)
【代謝異常のイントロダクション】
膵臓は消化酵素の産生地点であり、
ホルモンの産生地点でもあります。
糖質(炭水化物)の消化酵素アミラーゼ、
タンパク質消化酵素のトリプシン、
7 体温のおはなし(4)内分泌系(代謝異常)(11)
血糖値を上げるホルモンはたくさんあります。
細胞にとっての重要性を思いだせば、
血糖値維持は最重要課題。
特に脳や赤血球にとっては死活問題です。
だから肝臓に空腹時の血糖を維持するための ...
7 体温のおはなし(4)内分泌系(全般)(9)
pHの恒常性を守る2大器官は肺と腎臓。
それをサポートしてくれるのが
赤血球の炭酸水素緩衝系です。
肺は水(血液)に溶けて酸性を示す
二酸化炭素(CO₂)の排出量で恒常性を守ります。
7 体温のおはなし(4)内分泌系(全般)(8)
(腎臓の復習とアシドーシス・アルカローシスの基本)
腎臓の働きを簡単に復習しておきましょう。
腎臓は尿を作ることが主な働きですが、
それ以外にも大事な働きをしています。
「赤血球成熟因子 ...
7 体温のおはなし(4)内分泌系(全般)(7)
逆に副腎皮質の分泌機能が低下することもあります。
例えば、先天性の「副腎皮質ステロイド合成障害」。
こちらは必要な副腎皮質成分を薬で補充し、
外性器異常には外科的形成術がとられます。
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7 体温のおはなし(4)内分泌系(全般)(6)
副腎には皮質と髄質があり、
どちらからもホルモンが出ていました。
でも、多くは副腎皮質の分泌過剰・不足が問題になります。
原因を問わず、
副腎皮質から出るホルモンが過剰になったものがクッ ...