9 呼吸器系のおはなし(3)骨の異常(7)
股関節は大腿骨骨頭と寛骨臼からできています。
自由度が高いけど、外れやすい球関節でしたね。
先天性原因によるものが多いのですが、
関節痛を自覚して医療機関にかかるのは
30代を過ぎてから ...
9 呼吸器系のおはなし(3)骨の異常(6)
骨の腫瘍は、
他から飛んでくる「転移性」が多いですね。
でも骨が原因(原発)の腫瘍も、
かなりの種類があります。
ただ種類の割に発生数は少ないので、
一番発症が多い
9 呼吸器系のおはなし(3)骨の異常(5)
(2) 骨の変形・変性、腫瘍
同じく高齢者に多い椎体の変形・変性についても
おはなししていきますね。
椎体がおかしくなると、
中に入っている脊髄の働きが害されて症状が出てきます。 ...
9 呼吸器系のおはなし(3)骨の異常(4)
D 高齢者の骨折
続いて高齢者の骨折。
こちらは骨粗鬆症と深く関係してきます。
骨粗鬆症というのは、
骨の強度(骨密度と骨質)の低下で
骨折リスクが高まる骨の障害。
9 呼吸器系のおはなし(3)骨の異常(3)
B 脊椎骨折
続いて脊椎骨折のおはなし。
脊椎とは、背骨のこと。
背骨は小さな平べったい円柱状の骨が
たくさん集まってできています。
上から、頸椎、胸椎、腰椎、仙椎。そして尾 ...
9 呼吸器系のおはなし(3)骨の異常(2)
大腿骨骨折で怖い合併症は、
感染症の他にも「静脈血栓塞栓症(VTE)」と
「脂肪塞栓症候群」があります。
この辺りは循環器系でおはなししてありますから、
簡単に。
  ...
9 呼吸器系のおはなし(3)骨の異常(1)
「呼吸」に反映されるおはなしの続き。
胸郭の外側になる肋骨と胸骨がないと、
胸郭を保てません。
呼吸筋に「動け!」と命令してくれる
神経(呼吸中枢)がないと、
胸郭の大きさが ...
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(11)
骨だけでは、
重さを支えることはできても動けません。
「動く」ためには、筋肉と、
骨のつなぎ目の「関節」が必要です。
関節は可動性と支持性を備えた、
骨と骨とを連結する構造。 ...
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(10)
【おまけ:骨と関節の基本】
骨はコラーゲン線維(有機基質)と
骨塩(無機塩)からなる硬組織。
Ⅰ型コラーゲン(タンパク質)が、
有機基質の9割を占めます。
無機塩の約7割は
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(9)
急性呼吸不全は
血液中の二酸化炭素濃度が増えないⅠ型と、
二酸化炭素濃度が上がって
高炭酸ガス血症(PaCO₂>45Torr)を起こしたⅡ型があります。
例えば、急性のⅠ型は