7 体温のおはなし(4)内分泌系(代謝異常)(13)
急性合併症だけでも十分大変なのに、
慢性合併症ではさらに対策対象が広がります。
まず、先程も出た
「腎臓の働きがおかしくなってしまう(腎症)」。
このせいで血漿 ...
7 体温のおはなし(4)内分泌系(代謝異常)(12)
(2)糖尿病の合併症
糖尿病の怖さは、合併症の怖さでもあります。
急性合併症には低血糖(→昏睡)、
高血糖高浸透圧性昏睡、ケトアシドーシス昏睡があります。
3種 ...
7 体温のおはなし(4)内分泌系(代謝異常)(10)
【代謝異常のイントロダクション】
膵臓は消化酵素の産生地点であり、
ホルモンの産生地点でもあります。
糖質(炭水化物)の消化酵素アミラーゼ、
タンパク質消化酵素のトリプシン、
7 体温のおはなし(4)内分泌系(代謝異常)(11)
血糖値を上げるホルモンはたくさんあります。
細胞にとっての重要性を思いだせば、
血糖値維持は最重要課題。
特に脳や赤血球にとっては死活問題です。
だから肝臓に空腹時の血糖を維持するための ...
7 体温のおはなし(4)内分泌系(全般)(9)
pHの恒常性を守る2大器官は肺と腎臓。
それをサポートしてくれるのが
赤血球の炭酸水素緩衝系です。
肺は水(血液)に溶けて酸性を示す
二酸化炭素(CO₂)の排出量で恒常性を守ります。
7 体温のおはなし(4)内分泌系(全般)(8)
(腎臓の復習とアシドーシス・アルカローシスの基本)
腎臓の働きを簡単に復習しておきましょう。
腎臓は尿を作ることが主な働きですが、
それ以外にも大事な働きをしています。
「赤血球成熟因子 ...
7 体温のおはなし(4)内分泌系(全般)(7)
逆に副腎皮質の分泌機能が低下することもあります。
例えば、先天性の「副腎皮質ステロイド合成障害」。
こちらは必要な副腎皮質成分を薬で補充し、
外性器異常には外科的形成術がとられます。
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7 体温のおはなし(4)内分泌系(全般)(6)
副腎には皮質と髄質があり、
どちらからもホルモンが出ていました。
でも、多くは副腎皮質の分泌過剰・不足が問題になります。
原因を問わず、
副腎皮質から出るホルモンが過剰になったものがクッ ...
7 体温のおはなし(4)内分泌系(全般)(5)
(2)副甲状腺
甲状腺の上に点状にあるのが副甲状腺。
副甲状腺ホルモン(パラトルモン:PTH)は、
骨代謝に関係するホルモン。
ビタミンD、カルシウムのキーワードを加えれば、
7 体温のおはなし(4)内分泌系(全般)(4)
甲状腺ホルモンが不足するのが「甲状腺機能低下症」。
末梢組織における甲状腺ホルモン作用不足で、
全身または標的器官が機能不全です。
症状として何が起こるか、
「 ...