10 脳神経系のおはなし(3)変性障害と異常の結果(5)
D 脊髄小脳変性症
小脳の神経細胞がおかしくなってしまったものが
「脊髄小脳変性症(SCD)」。
小脳を中心に脊髄その他の神経系がおかしくなり、
歩行時のふらつきなどの症状を示す疾患の一 ...
10 脳神経系のおはなし(3)変性障害と異常の結果(4)
C 筋萎縮性側索硬化症
運動神経細胞がおかしくなってしまう代表は
「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」。
上位・下位の運動神経細胞(ニューロン)が
選択的に障害される、原因不明の病気です。
10 脳神経系のおはなし(3)変性障害と異常の結果(3)
(2)ハンチントン病、球脊髄性筋萎縮症、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症
A ハンチントン病
まずは運動障害、行動変化、知能低下を起こす
常染色体優性遺伝疾患のハンチントン病から。
運 ...
10 脳神経系のおはなし(3)変性障害と異常の結果(2)
B アルツハイマー病
アルツハイマー病(AD)は
40代以降に発症する原因不明の認知症。
40代未満で発症すると「若年性アルツハイマー病」です。
海馬や大脳皮質が萎縮し、神経細胞が脱落し ...
10 脳神経系のおはなし(1)中枢の基本構造と血管異常(6)
B 脳梗塞
脳梗塞とは、血管が詰まった結果、
脳の細胞が死んでしまったもの。
脳卒中の3/4は、脳梗塞によるものですね。
「詰まった!」にはいろいろなものが含まれます。
空気 ...
10 脳神経系のおはなし(3)変性障害と異常の結果(1)
1 神経変性疾患
神経細胞それ自体がおかしくなってしまうのが、
神経変性疾患。
パーキンソン病、アルツハイマー病、
ハンチントン病、脊髄小脳変性症、
筋委縮性側索硬化症、
10 脳神経系のおはなし(2)感染・腫瘍・脱髄性疾患(9)
同じような脱髄性障害には、
視神経と脊髄が主におかしくなる
「視神経脊髄症(NMO)」や、
中枢神経系に急にたくさんのおかしいところができる
「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)」等がありま ...
10 脳神経系のおはなし(2)感染・腫瘍・脱髄性疾患(8)
3 脱髄性疾患
神経細胞内の情報伝達は電気。
情報を早く漏れなく伝えるために、
軸索の周りを髄鞘がくるんでいます。
解剖生理学:脳神経系と内分泌系(神経細胞)
この「くるんで ...
10 脳神経系のおはなし(2)感染・腫瘍・脱髄性疾患(7)
小児の小脳に出来るのが特徴の「髄芽腫」。
5歳から15歳が好発年齢で、
小脳にできることから
ふらつき等の小脳失調が起こります。
水頭症から頭蓋内圧亢進症状を起こす前に
摘出 ...
10 脳神経系のおはなし(2)感染・腫瘍・脱髄性疾患(6)
非機能性腺腫の中には
完全無症状のものもありますが、
たいてい近く(下)にいる
視神経を圧迫してしまいます。
上四半盲や両耳側半盲が生じ、
放っておくと失明の可能性もあります ...