生化学

塵肺症の肺胞線維化が進むと、

膨らめていた肺胞が膨らめなくなります。

肺胞が拘束されたように膨らめなくなる病気をまとめて、

「拘束性肺疾患」と呼んでいます。

塵肺症はその1つ。

同じく「家内感染？」なのが誤嚥性肺炎。

キーワードは「誤嚥」。

誤って嚥下してしまうこと、ですね。

本来消化器系ルートに飲み込まれる（嚥下）はずのものが、

気管（空気ルート）に入ってしま ...

酸素と二酸化炭素の交換所は、肺胞。

「交換所」がおかしくなるとどうなってしまうか、ですね。

肺胞自体は薄い細胞で出来ている伸び縮みする袋。

その周囲を毛細血管がネットのように取り巻いています。

E　出血による貧血

出血による貧血は、すぐにイメージできますね。

急性は外傷や手術によるもの。

慢性は消化管潰瘍やがん、痔等で起こります。

ここについては脈・血圧2：血管系や、

C　再生不良性貧血

再生不良性貧血は、

末梢血の血球が全て減る（汎血球減少）ことと、

骨髄の低形成が特徴です。

成人で発生するときには、

「造血細胞そのものの異常」よりも、

原則として、

鉄欠乏性貧血は食事療法と鉄剤で回復します。

食事はできるだけ

動物性タンパク質から鉄分を取るように。

植物中の鉄分より吸収効率がいいことを

説明してあげてくださ ...

（5）慢性閉塞性肺疾患

COPDという言葉を耳にしたことはありますか？

慢性閉塞性肺疾患が、COPDですね。

タバコ煙を主にする有害物質を

長期にわたり吸入・暴露を受けることで生じた、

「喘鳴」が出てきたので、

肺雑音について少し補足しますね。

胸部に聴診器を当てたときの、

呼吸時の正常音は分かりますか？

自分の胸に聴診器を当てると聞こえる

「スースー」「サ ...

（3）気管支喘息

「気管支喘息」は

アレルギー疾患としての側面もありますね。

可逆性の気道閉塞によって起こる、

発作性の喘鳴（ぜんめい）・

咳嗽（がいそう：「せき」）・呼吸困 ...

（2）気管支炎

気管支粘膜の炎症が、気管支炎。

原則2～3週間で治る急性気管支炎と、

それ以上かかる慢性気管支炎に分かれます。

急性気管支炎は主に微生物が原因で、

咳や痰、発 ...