2 薬に共通するおはなし(1):吸収(A)

塗り薬よりも簡単で使いやすいのが貼り薬。

以前は布に薬剤をある程度の厚みに塗り付けた

「パップ剤」が主流でした。

いわゆる「湿布(シップ)」ですね。

近年はプラスチックフィルムに薬剤を塗 ...

1 イントロダクション

いきなりですが、質問。

私たちは、どうして薬を飲むのでしょう?

中には薬を飲んだ(使った)ことのない人がいるかもしれません。

そんな人は

「家族や友人がなぜ薬を飲むのか」と考えてみてくだ ...

6 体温のおはなし(3)上部消化器系(+肝胆膵)

食べ物の流れに従って

上部消化器系のおはなしをしてきましたが。

大事なのに、すっぽり抜けたところがありますね。

消化酵素とそれを助けるものが出るところ、

肝臓・胆嚢・膵臓です。

12 末梢神経系のおはなし

熱による皮膚の損傷が熱傷なら、

圧迫による皮膚損傷が褥瘡です。

皮膚が圧迫を受け、血流障害を生じ、

その部分が損傷を受けたものが褥瘡。

「床ずれ」も、同じことですよ。

解剖生 ...

12 末梢神経系のおはなし

(1)やけど

やけど(熱傷)は、

様々な熱による皮膚などの組織損傷。

「どこまで損傷したのか(ダメになったのか)」を

示すのが、「深達度」です。

Ⅰ度は表皮のみ。

12 末梢神経系のおはなし

(4)いぼ(疣贅)

皮膚の「変!」として、

「いぼ(疣贅:ゆうぜい)」もありますね。

注意してほしいのは、

疣贅のすべてが感染性ではないということ。

「疣贅」自体は、表皮細胞 ...

12 末梢神経系のおはなし

水痘とは水ぼうそうのこと。

水痘・帯状疱疹ウイルスによる、

接触・空気感染です。

微生物学:DNAウイルス

感染力が強く、長引くことが特徴。

感染後2週間くらいで、

12 末梢神経系のおはなし

黄色ブドウ球菌や連鎖球菌が原因で起こるのが

「トキシックショック症候群」。

血圧低下、多臓器障害、

猩紅熱紅斑が出てくる症候群です。

 

「猩紅熱」はA群β溶血性連 ...

12 末梢神経系のおはなし

いわゆる「ひげそりまけ」は尋常性毛瘡。

髭の生える場所に限局した、

細菌性毛包炎、毛包周囲炎のことです。

硬い毛に一致して紅色血疹、

膿疱ができて、痂皮化します。

かゆみや痛 ...

12 末梢神経系のおはなし

1 皮膚感染症

(1)疥癬・白癬

ダニによるかゆみは「疥癬」。

主にヒゼンダニというダニで、

かゆみ、紅色丘疹、小さな固まり(結節)が

アレルギー反応として出てきます。