2 薬に共通するおはなし(1):吸収(A)の応用(11)
塗り薬よりも簡単で使いやすいのが貼り薬。
以前は布に薬剤をある程度の厚みに塗り付けた
「パップ剤」が主流でした。
いわゆる「湿布(シップ)」ですね。
近年はプラスチックフィルムに薬剤を塗 ...
1 イントロダクション:薬を飲むのは何のため?
いきなりですが、質問。
私たちは、どうして薬を飲むのでしょう?
中には薬を飲んだ(使った)ことのない人がいるかもしれません。
そんな人は
「家族や友人がなぜ薬を飲むのか」と考えてみてくだ ...
6 体温のおはなし(3)上部消化器系(+肝胆膵)(19)
食べ物の流れに従って
上部消化器系のおはなしをしてきましたが。
大事なのに、すっぽり抜けたところがありますね。
消化酵素とそれを助けるものが出るところ、
肝臓・胆嚢・膵臓です。
12 末梢神経のおはなし(3)触覚と皮膚(後半)(7)
熱による皮膚の損傷が熱傷なら、
圧迫による皮膚損傷が褥瘡です。
皮膚が圧迫を受け、血流障害を生じ、
その部分が損傷を受けたものが褥瘡。
「床ずれ」も、同じことですよ。
解剖生 ...
12 末梢神経のおはなし(3)触覚と皮膚(後半)(6)
(1)やけど
やけど(熱傷)は、
様々な熱による皮膚などの組織損傷。
「どこまで損傷したのか(ダメになったのか)」を
示すのが、「深達度」です。
Ⅰ度は表皮のみ。
12 末梢神経のおはなし(3)触覚と皮膚(後半)(5)
(4)いぼ(疣贅)
皮膚の「変!」として、
「いぼ(疣贅:ゆうぜい)」もありますね。
注意してほしいのは、
疣贅のすべてが感染性ではないということ。
「疣贅」自体は、表皮細胞 ...
12 末梢神経のおはなし(3)触覚と皮膚(後半)(4)
水痘とは水ぼうそうのこと。
水痘・帯状疱疹ウイルスによる、
接触・空気感染です。
微生物学:DNAウイルス
感染力が強く、長引くことが特徴。
感染後2週間くらいで、
12 末梢神経のおはなし(3)触覚と皮膚(後半)(3)
黄色ブドウ球菌や連鎖球菌が原因で起こるのが
「トキシックショック症候群」。
血圧低下、多臓器障害、
猩紅熱紅斑が出てくる症候群です。
「猩紅熱」はA群β溶血性連 ...
12 末梢神経のおはなし(3)触覚と皮膚(後半)(2)
いわゆる「ひげそりまけ」は尋常性毛瘡。
髭の生える場所に限局した、
細菌性毛包炎、毛包周囲炎のことです。
硬い毛に一致して紅色血疹、
膿疱ができて、痂皮化します。
かゆみや痛 ...
12 末梢神経のおはなし(3)触覚と皮膚(後半)(1)
1 皮膚感染症
(1)疥癬・白癬
ダニによるかゆみは「疥癬」。
主にヒゼンダニというダニで、
かゆみ、紅色丘疹、小さな固まり(結節)が
アレルギー反応として出てきます。