7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(1)降圧薬(1)
前回までのおはなしから分かるように、
血圧は心臓と血液の両側面から見ることができます。
その2つをつなぐのが、血管ですね。
血管は単なる「管(くだ)」ではなく、
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(1)降圧薬(2)
前回の最後「イントロダクション」と書きました。
「…? 導入だけじゃなくて、
最後までやっちゃっていいんじゃないの?」
こう思った人はいると思います。
「血管の ...
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(1)降圧薬(3)
前回、ACE阻害剤のおはなしをしました。
「…もっと直接尿に関係するホルモンが
働くところを邪魔しちゃえばいいんじゃないの?」
そう思った人、いますよね。
確か ...
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(1)降圧薬(4)
尿に関係するホルモン、
あともう1つありましたね。
名前が働きそのままの
「心房性ナトリウム利尿ペプチド」です。
生化学:ホルモン
このホルモンの働きは、
腎臓に ...
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(1)降圧薬(5)
心房性ナトリウム利尿ペプチドの働きに
似せて作ったお薬が、良く使われる降圧剤(利尿剤)です。
主にナトリウム再吸収を邪魔するチアジド系利尿剤と、
主に腎臓の血流量を増やすフロセミド(ラシックス)です ...
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(2)昇圧薬(1)
低血圧のおはなしに入りますが…。
まず、低血圧の何がいけないのか確認しましょう。
低血圧では、
全身の隅々まで血液がめぐらない可能性があります。
特に臥位(寝た ...
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(2)昇圧薬(2)
前回のお薬の禁忌等を、
簡単なところから紹介していきましょう。
シンプルなのはα受容体刺激薬のミドドリン。
甲状腺機能亢進症と褐色細胞腫が禁忌です。
「甲状腺機 ...
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(2)昇圧薬(3)
禁忌のおはなしの続き。
今回は伝達物質そのものが増えるおはなしです。
ドーパミンを経由して
ノルアドレナリンになるのがドロキシドパ。
緑内障に禁忌なことは、もう ...
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(2)昇圧薬(4)
ボスミンは緊急蘇生時にも使われる昇圧薬です。
末梢血管を収縮させるので、
手術時の局所止血(予防にも治療にも)、
局所麻酔の効いている時間を
長引かせるときにも使われます。
...
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(2)昇圧薬(5)
エピペンのおはなしは、本来なら「体温」の
感染・免疫のところでした方がいいのかもしれませんが…。
その正体はアドレナリンで、
「悪影響の危険はあるけど蘇生優先!」の
おはなしの直後です。 ...