7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(2)昇圧薬(5)

エピペンのおはなしは、本来なら「体温」の

感染・免疫のところでした方がいいのかもしれませんが…。

その正体はアドレナリンで、

「悪影響の危険はあるけど蘇生優先!」のおはなしの直後です。

せっかくですので、ここで紹介してしまいますよ。

 

エピペンの名前は、筋肉注射のところでも出てきましたね。

https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00050569

静脈注射の時間がないけど、

早く対処が必要だから…次に早く効く筋肉注射!でした。

 

まずは禁忌を確認しようとすると…ありません。

原則禁忌のところには、今まで勉強したものが並んでいますね。

これ、前回のボスミン「蘇生第一!」と同じです。

エピペンを使うときは、

アナフィラキシーショックで血圧低下と

気道閉塞が起こっている死につながる危険状態です。

アドレナリン過剰による多少の不具合よりも、「まずはエピペンを注射!」にするためです。

 

とはいえ…「重大な事故の恐れがありますから、練習は欠かさずに!

使い終わったら病院へ!」と警告・使用上注意に書いてありますよ。

 

一応、原則禁忌の確認。

甲状腺機能亢進症、心室性頻拍、交感神経系作動薬に過剰な反応患者。

動脈硬化症と糖尿病。

コカイン中毒と不安気分障害…これらの人は原則禁忌です。

前回のボスミンと、同じですね。

理由がすぐに浮かばなかった人は、

前回(やそれ以前のところ)を読み返しておきましょうね。

 

あと、体重があまりに軽いと、

決められた専用の注射器では多すぎ(過剰投与)になってしまいます。

使用後、すぐに病院に行って、過剰反応に対応する必要がありますからね。

 

警告や使用上の注意のところには、

他の薬にはなかった注意点がたくさん書いてあります。

エピペンを使う人の多くは、医師や看護師のような医療従事者ではありません。

学校の先生や保育士、場合によっては家族やアレルギーのある本人です。

あらかじめ注射をするために最低限必要な知識と技術を伝えて、

練習をする必要があるのはそのためです。

 

解剖生理学を勉強した皆さんなら、

「自分一人でも安全に筋肉注射を打てる場所」の説明はできますよね。

ドキッとした人は、

この機会に「なぜそこなら安全なのか」を確認ですよ。

筋肉注射にする理由も、

アドレナリンが気道閉塞に効く理由も復習しておくといいですね。