9 呼吸器系のおはなし

骨だけでは、

重さを支えることはできても動けません。

「動く」ためには、筋肉と、

骨のつなぎ目の「関節」が必要です。

関節は可動性と支持性を備えた、

骨と骨とを連結する構造。 ...

9 呼吸器系のおはなし

【おまけ:骨と関節の基本】

骨はコラーゲン線維(有機基質)と

骨塩(無機塩)からなる硬組織。

Ⅰ型コラーゲン(タンパク質)が、

有機基質の9割を占めます。

無機塩の約7割は

9 呼吸器系のおはなし

急性呼吸不全は

血液中の二酸化炭素濃度が増えないⅠ型と、

二酸化炭素濃度が上がって

高炭酸ガス血症(PaCO₂>45Torr)を起こしたⅡ型があります。

例えば、急性のⅠ型は

9 呼吸器系のおはなし

気胸というのは

肺の外と胸郭の間に空気がたまったもの。

「臓側胸膜と壁側胸膜で囲まれた

胸膜腔の気体貯留」ですね。

解剖生理学:呼吸器系

そこに空気がたまると、

...

9 呼吸器系のおはなし

何だかよく分からないけど、

肺もおかしくなる対象の1つに入っているのが

「サルコイドーシス」。

原因不明の多臓器疾患です。

おかしくなってしまうところで多いのが、

肺、肺門リ ...

9 呼吸器系のおはなし

胸膜は臓側と壁側の2つがありますが、

壁側(外側)の方が痛みに敏感です。

肋間神経の担当で、

胸膜炎や気胸、肺で梗塞が起こったサインかもしれません。

 

いわゆる「 ...

9 呼吸器系のおはなし

非小細胞性肺がんは、さらに3つに分けられます。

気管入り口付近で、

本来ないはずの扁平上皮のような形を作る

「肺扁平上皮がん」。

分泌液を出すところ(腺)由来の「肺腺がん」。

9 呼吸器系のおはなし

結核の症状は微熱、食思不振、倦怠感、

寝汗、体重減少からスタート。

咳や膿性痰、血痰、胸痛が3週間続いてしまったら、

肺結核を疑ってください。

たいがいの呼吸器疾患は、

3週 ...

9 呼吸器系のおはなし

塵肺症の肺胞線維化が進むと、

膨らめていた肺胞が膨らめなくなります。

肺胞が拘束されたように膨らめなくなる病気をまとめて、

「拘束性肺疾患」と呼んでいます。

塵肺症はその1つ。

9 呼吸器系のおはなし

同じく「家内感染?」なのが誤嚥性肺炎。

キーワードは「誤嚥」。

誤って嚥下してしまうこと、ですね。

本来消化器系ルートに飲み込まれる(嚥下)はずのものが、

気管(空気ルート)に入ってしま ...