9 呼吸器系のおはなし

何だかよく分からないけど、

肺もおかしくなる対象の1つに入っているのが

「サルコイドーシス」。

原因不明の多臓器疾患です。

おかしくなってしまうところで多いのが、

肺、肺門リ ...

9 呼吸器系のおはなし

胸膜は臓側と壁側の2つがありますが、

壁側(外側)の方が痛みに敏感です。

肋間神経の担当で、

胸膜炎や気胸、肺で梗塞が起こったサインかもしれません。

 

いわゆる「 ...

9 呼吸器系のおはなし

非小細胞性肺がんは、さらに3つに分けられます。

気管入り口付近で、

本来ないはずの扁平上皮のような形を作る

「肺扁平上皮がん」。

分泌液を出すところ(腺)由来の「肺腺がん」。

9 呼吸器系のおはなし

結核の症状は微熱、食思不振、倦怠感、

寝汗、体重減少からスタート。

咳や膿性痰、血痰、胸痛が3週間続いてしまったら、

肺結核を疑ってください。

たいがいの呼吸器疾患は、

3週 ...

9 呼吸器系のおはなし

塵肺症の肺胞線維化が進むと、

膨らめていた肺胞が膨らめなくなります。

肺胞が拘束されたように膨らめなくなる病気をまとめて、

「拘束性肺疾患」と呼んでいます。

塵肺症はその1つ。

9 呼吸器系のおはなし

同じく「家内感染?」なのが誤嚥性肺炎。

キーワードは「誤嚥」。

誤って嚥下してしまうこと、ですね。

本来消化器系ルートに飲み込まれる(嚥下)はずのものが、

気管(空気ルート)に入ってしま ...

9 呼吸器系のおはなし

酸素と二酸化炭素の交換所は、肺胞。

「交換所」がおかしくなるとどうなってしまうか、ですね。

肺胞自体は薄い細胞で出来ている伸び縮みする袋。

その周囲を毛細血管がネットのように取り巻いています。

9 呼吸器系のおはなし

E 出血による貧血

出血による貧血は、すぐにイメージできますね。

急性は外傷や手術によるもの。

慢性は消化管潰瘍やがん、痔等で起こります。

ここについては脈・血圧2:血管系や、

9 呼吸器系のおはなし

C 再生不良性貧血

再生不良性貧血は、

末梢血の血球が全て減る(汎血球減少)ことと、

骨髄の低形成が特徴です。

成人で発生するときには、

「造血細胞そのものの異常」よりも、

9 呼吸器系のおはなし

原則として、

鉄欠乏性貧血は食事療法と鉄剤で回復します。

食事はできるだけ

動物性タンパク質から鉄分を取るように。

植物中の鉄分より吸収効率がいいことを

説明してあげてくださ ...