3 総論:侵入経路(6)顕性・不顕性感染
「『知らず知らずのうちに感染』なんてあり得るの?」と思った人、
いますよね。
微生物が体の中に入り込んで、
いきなり不具合が出てきたら「顕性感染」。
食べたらいきなり痛みが出るアニサキス ...
3 総論:侵入経路(5)血液感染・垂直感染
「いきなり血液に入り込んでしまった!」という感染もありますね。
微生物のいる血液が、
他の人の血液に入り込む「血液感染」です。
代表的なものが薬物常用者による注射器の回し打ちです。
そし ...
3 総論:侵入経路(4)接触感染
ここからは、ヒトから他のヒトへと直接微生物が移動するおはなし。
接触感染と、血液感染ですね。
接触感染は微生物のいるヒトと
皮膚や粘膜が接触することで起こる感染。
3 総論:侵入経路(3)飛沫感染・飛沫核感染
続いて空気ルート(鼻・口、咽頭・喉頭、気管・気管支)から
微生物が入り込む感染。
「気道から移る」ということで「経気道感染」と呼ぶこともありますね。
ここは、似た名前の2つの感染に分類できます。
3 総論:侵入経路(2)水系感染・経口感染
飲食物からヒトの体内に異物が入ることもあります。
特に「水」で感染が広がるものを「水系感染」と呼びますね。
ヒトや動物の糞便中に含まれる微生物が水(特に飲用水)に入り込むと、
ヒトの体内に入り込みや ...
3 総論:侵入経路(1)動物由来
微生物の侵入経路と免疫のおはなしに入ります。
先に、侵入経路(感染経路)のおはなし。
免疫のおはなしは復習になるので、あとで簡単にまとめる予定ですよ。
侵入経路について考え ...
2 総論:ヒトと微生物の関係(3)
話を口の中に戻しましょう。
もっとも、口腔内に細菌のえさになる食物のかけらが多くあり過ぎると、
ミュータンス菌(いわゆる「虫歯菌」)などが酸を作りすぎて、
「ヒトにとって悪さ」をし始めることになりま ...
2 総論:ヒトと微生物の関係(2)
ここまで派手な「ヒトのため!」といえずとも、
表面(皮膚や粘膜)にいる常在細菌もヒトの役に立っています。
「酸性に保つ」働きです。
生化学で「生体の防御機構:免疫」の勉強を ...
2 総論:ヒトと微生物の関係(1)
微生物をヒトとの関係で考えるとき、
「ヒトに悪さをするもの」と
「ヒトに悪さをしないもの」に分けることができます。
「ヒトに悪さをするもの」は、
病気のもとにな ...
1 総論:微生物の大まかな分類(6):[補足]寄生虫
「微生物」には含まれませんが…
ヒトの体に入り込んで悪さをしうる存在として「寄生虫」もいます。
寄生虫はヒトや動物の表面や体内にとりついて(寄生して)、
その食べ物(栄養分)を横取りするもの。