6 体温のおはなし(3)上部消化器系(+肝胆膵)

このように胃がん等で

胃を切除したときの後遺症が「ダンピング症候群」です。

胃が小さくなる(もしくは胃がなくなる)と、

胃の「とっておく役目(貯留能)」を果たせません。

そのせいで消化が ...

6 体温のおはなし(3)上部消化器系(+肝胆膵)

4、胃・十二指腸

食べ物が胃・十二指腸に到着しました。

胃はタンパク質消化酵素のペプシンが出るところ。

十二指腸は膵臓の糖・タンパク質・脂質消化酵素

(アミラーゼ・トリプシン。リパーゼ) ...

6 体温のおはなし(3)上部消化器系(+肝胆膵)

(2)食道

食道に食べ物がついたときも、考えていく順番は同じです。

「食べ物がうまく胃に届かない!」というときには、

まず物理的原因から考えてみましょう。

奇形、炎症、狭窄・圧迫…

6 体温のおはなし(3)上部消化器系(+肝胆膵)

炎症から生じる腸閉塞でしたが、

炎症の一因として思い出してほしいのがベーチェット病。

自己免疫疾患のベーチェット病といえば

口腔粘膜アフタですが…

「腸管ベーチェット病」という特殊型もあ ...

6 体温のおはなし(3)上部消化器系(+肝胆膵)

「食道」の物理的原因ではありませんが、

胃が出てきたせいで

食道に問題が起こることもあります。

それが食道裂孔ヘルニア。

横隔膜の胸郭と腹腔の境界の穴が緩んだせいで、

胃の一 ...

6 体温のおはなし(3)上部消化器系(+肝胆膵)

体温に関係する2ブロック目、

上部消化器系のおはなしです。

消化器系が体温に関係する理由は大丈夫ですか?

ATPを作るもとになるグルコース(糖質)を吸収するためです。

なぜタンパク質や脂 ...

6 体温のおはなし(3)上部消化器系(+肝胆膵)

周期性四肢性麻痺は、

筋肉とミネラルの関係性理解のためにも重要。

筋線維細胞の表面膜(形質膜)の電位変化が変になり

(細胞の活動電位が起きず)、

一次的に筋収縮ができなくなって

6 体温のおはなし(3)上部消化器系(+肝胆膵)

自己免疫疾患の

多発性筋炎・皮膚筋炎は筋肉が「変!」になるもの。

亜急性に、四肢骨格筋の筋力低下が起こります。

筋組織内の炎症で、筋線維が破壊されることが原因です。

自己免疫疾患では

6 体温のおはなし(3)上部消化器系(+肝胆膵)

(4)嚥下障害

嚥下(「飲み込み」)は、

口腔と咽頭の協同作業です。

「うまく飲み込めない!」というとき、

まず疑ってほしいのが物理的原因。

「形がそもそも変!(奇形)」、

6 体温のおはなし(3)上部消化器系(+肝胆膵)

声帯麻痺(喉頭麻痺)には各種種類がありますが、

一番多く重要なのが「反回神経麻痺」です。

 

簡単に場所を復習しましょう。

迷走神経(第10脳神経)から出た

神経の ...