11 精神のおはなし(1)せん妄、認知症、うつ病(2)
(2)認知症
実はせん妄の危険因子の1つに
「認知症」もあります。
認知症というのは脳の病的変化によって
いったん発達した知的機能(認知機能)が、
日常・社会生活に支障をきた ...
11 精神のおはなし(1)せん妄、認知症、うつ病(1)
前ブロックでは、脳や脊髄といった
中枢の「変!」について勉強しました。
そこで「せん妄」「抑うつ状態」などの
聞きなれない言葉がいくつか出てきたはずです。
これらは精神機能について理解し ...
10 脳神経系のおはなし(3)変性障害と異常の結果(8)
けいれんは対症療法になることが多い以上、
本人や家族、さらには学校や職場等の協力が欠かせません。
小児・学童では、家族や学校・保育所等の理解がとても大事!
体育(水泳)、入浴時には決して目を離さない ...
10 脳神経系のおはなし(3)変性障害と異常の結果(7)
(2)頚椎症・腰椎症
骨のところでは椎骨に注目した頚椎症・腰椎症を、
今回は中枢障害の視点から復習しましょう。
骨や椎間板、周辺靱帯等の変化で、
脊髄が圧迫され ...
10 脳神経系のおはなし(3)変性障害と異常の結果(6)
2 「変!」の結果
以上、様々な原因で中枢の神経細胞が
「変!」になることを確認してきました。
ここからは結果に注目してみましょう。
ここでは身近な頭痛をはじめ、
頚椎症・腰 ...
10 脳神経系のおはなし(3)変性障害と異常の結果(5)
D 脊髄小脳変性症
小脳の神経細胞がおかしくなってしまったものが
「脊髄小脳変性症(SCD)」。
小脳を中心に脊髄その他の神経系がおかしくなり、
歩行時のふらつきなどの症状を示す疾患の一 ...
10 脳神経系のおはなし(3)変性障害と異常の結果(4)
C 筋萎縮性側索硬化症
運動神経細胞がおかしくなってしまう代表は
「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」。
上位・下位の運動神経細胞(ニューロン)が
選択的に障害される、原因不明の病気です。
10 脳神経系のおはなし(3)変性障害と異常の結果(3)
(2)ハンチントン病、球脊髄性筋萎縮症、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症
A ハンチントン病
まずは運動障害、行動変化、知能低下を起こす
常染色体優性遺伝疾患のハンチントン病から。
運 ...
10 脳神経系のおはなし(3)変性障害と異常の結果(2)
B アルツハイマー病
アルツハイマー病(AD)は
40代以降に発症する原因不明の認知症。
40代未満で発症すると「若年性アルツハイマー病」です。
海馬や大脳皮質が萎縮し、神経細胞が脱落し ...
10 脳神経系のおはなし(1)中枢の基本構造と血管異常(6)
B 脳梗塞
脳梗塞とは、血管が詰まった結果、
脳の細胞が死んでしまったもの。
脳卒中の3/4は、脳梗塞によるものですね。
「詰まった!」にはいろいろなものが含まれます。
空気 ...