9 呼吸器系のおはなし(3)骨の異常(2)
大腿骨骨折で怖い合併症は、
感染症の他にも「静脈血栓塞栓症(VTE)」と
「脂肪塞栓症候群」があります。
この辺りは循環器系でおはなししてありますから、
簡単に。
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9 呼吸器系のおはなし(3)骨の異常(1)
「呼吸」に反映されるおはなしの続き。
胸郭の外側になる肋骨と胸骨がないと、
胸郭を保てません。
呼吸筋に「動け!」と命令してくれる
神経(呼吸中枢)がないと、
胸郭の大きさが ...
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(11)
骨だけでは、
重さを支えることはできても動けません。
「動く」ためには、筋肉と、
骨のつなぎ目の「関節」が必要です。
関節は可動性と支持性を備えた、
骨と骨とを連結する構造。 ...
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(10)
【おまけ:骨と関節の基本】
骨はコラーゲン線維(有機基質)と
骨塩(無機塩)からなる硬組織。
Ⅰ型コラーゲン(タンパク質)が、
有機基質の9割を占めます。
無機塩の約7割は
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(9)
急性呼吸不全は
血液中の二酸化炭素濃度が増えないⅠ型と、
二酸化炭素濃度が上がって
高炭酸ガス血症(PaCO₂>45Torr)を起こしたⅡ型があります。
例えば、急性のⅠ型は
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(8)
気胸というのは
肺の外と胸郭の間に空気がたまったもの。
「臓側胸膜と壁側胸膜で囲まれた
胸膜腔の気体貯留」ですね。
解剖生理学:呼吸器系
そこに空気がたまると、
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9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(7)
何だかよく分からないけど、
肺もおかしくなる対象の1つに入っているのが
「サルコイドーシス」。
原因不明の多臓器疾患です。
おかしくなってしまうところで多いのが、
肺、肺門リ ...
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(6)
胸膜は臓側と壁側の2つがありますが、
壁側(外側)の方が痛みに敏感です。
肋間神経の担当で、
胸膜炎や気胸、肺で梗塞が起こったサインかもしれません。
いわゆる「 ...
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(5)
非小細胞性肺がんは、さらに3つに分けられます。
気管入り口付近で、
本来ないはずの扁平上皮のような形を作る
「肺扁平上皮がん」。
分泌液を出すところ(腺)由来の「肺腺がん」。
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(4)
結核の症状は微熱、食思不振、倦怠感、
寝汗、体重減少からスタート。
咳や膿性痰、血痰、胸痛が3週間続いてしまったら、
肺結核を疑ってください。
たいがいの呼吸器疾患は、
3週 ...