5 体温のおはなし(2)過敏症と自己免疫疾患(2)
(3)気管支ぜんそく
Ig-Eに関連して、呼吸器系の気管支ぜんそくを少し先取り。
気管支ぜんそくというのは、
気管が細く枝分かれした気管支の粘膜に慢性的な炎症が起こったもの。
「ダニに対 ...
5 体温のおはなし(2)過敏症と自己免疫疾患(1)
1 過敏症(アレルギー)
過敏症(アレルギー)は、異物を体の外に出そうという
免疫系の自然な働きによって出た症状。
細胞レベルから見れば一見正常なのに、
ヒト個 ...
4 体温のおはなし(1)血液・免疫(1)
【イントロダクション:体温全体について】
今回からは、体温を測る意味についてのおはなしです。
体温は身近な存在ですが、
平熱(正常体温)は常に同じではありません。
日内変動もあれば、年齢 ...
5 ウイルスの増殖と検査の確認:HIVの例(3)
「つまり…ウイルスが増えるには時間がかかるし、
血液中に出てくるまでにはもっと時間が必要。
ましてや抗体ができるまでには1か月くらいかかっちゃう。
だからHIV感染疑いのある行為から
1 ...
4 体温のおはなし(1)血液・免疫(8)
他にも「血球多すぎ!」にはいろいろなものがあります。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言うように、
「多すぎ」はれっきとした問題点です。
例えば赤血球が多すぎる「真正多血症 ...
4 体温のおはなし(1)血液・免疫(7)
「血球の増えまくり(腫瘍)」として、
悪性リンパ腫のおはなし。
悪性リンパ腫は、
リンパ球やその前段階(リンパ系前駆細胞)に基づく腫瘍。
B細胞が増えるものと、
T細胞・ナチ ...
4 体温のおはなし(1)血液・免疫(6)
ちょっぴり細かい補足になりますが。
慢性骨髄性白血病(C・ML)では、
おかしくなった細胞に染色体9番と22番の転座が起きた
「フィラデルフィア染色体」が出ます。
慢性リンパ性白血病(C ...
4 体温のおはなし(1)血液・免疫(5)
では、白血球の働きが不十分になるのはどんなときか。
好中球は感染症や火傷、糖尿病に続くかたちで
機能低下が起こります。
糖尿病で怖い「易感染性」は、ここに入りますよ。
リンパ球も感染症で ...
4 体温のおはなし(1)血液・免疫(4)
2 白血球の異常
白血球は貪食担当(好中球、単球(マクロファージ))と、
リンパ球に大別できました。
リンパ球にはTリンパ球とBリンパ球がいて、
Bリンパ球は抗 ...
4 体温のおはなし(1)血液・免疫(3)
(2)溶血性尿毒症症候群・紫斑病
溶血性尿毒症症候群は、
O-157で有名な病原性大腸菌の出すベロ毒素が
腎臓等をおかしくしてしまったもの。
微生物学:細菌(桿菌・グラム陰性)