6 総論:個人(?)レベルの侵入を減らす方法(5)
そして「弱い消毒薬」のおはなし。
効く対象は原則として「一般的な細菌」だけになります。
芽胞には当然効かず、
真菌とウイルス(エンベロープの有無に関係なく)にも効果は不十分です。
ベンザ ...
6 総論:個人(?)レベルの侵入を減らす方法(4)
「中程度の消毒薬」の続きです。
ポピドンヨード(イソジン)は、ヒトに使える最強の消毒薬。
多少なら芽胞にも効き、皮膚や粘膜にも使えるので
手術前の創部消毒等には第一選択です ...
6 総論:個人(?)レベルの侵入を減らす方法(3)
「消毒」というのは普通の細菌を殺すこと。
芽胞を殺せれば「強い消毒」ですが、それはごく一部だけができること。
消毒には「煮沸」と「薬の使用(消毒薬)」が含まれますよ。
煮沸 ...
6 総論:個人(?)レベルの侵入を減らす方法(2)
具体的な滅菌方法としては
「加熱」「ガス」「放射線・紫外線」があります。
プリオンタンパクを滅菌できるのが、
水蒸気(「湿熱」)を使う高温蒸気滅菌機(オートクレーブ)。
6 総論:個人(?)レベルの侵入を減らす方法(1)
個人(?)レベルの侵入予防として
「消毒・滅菌」と「スタンダード・プリコーション」のおはなしです。
医療職を目指す皆さんには、どちらも大事!
重要性を十二分に意識してほしいので、
先に「 ...
5 総論:国レベルの侵入を減らす方法(5)
前回に続き、予防接種のおはなし。
日本脳炎とB型肝炎ウイルスには不活化ワクチンです。
あと、ヒトパピローマウイルス(子宮頸がんワクチン)も
不活化ワクチンですね。
5 総論:国レベルの侵入を減らす方法(4)
「国レベルの微生物侵入を防ぐ対策」には、公衆衛生もありますね。
水系感染と上下水道の関係は、先におはなしした通り。
また、感染症法の最初におはなししたペストの対策になる
「野生生物の駆除」も公衆衛生 ...
5 総論:国レベルの侵入を減らす方法(3)
5類感染症は
紹介するだけでも一苦労の量です。
しかもかなりの部分が看護師国家試験に関係してくるので、
紹介の省略もできないところです。
5類感染症は「全数報告 ...
5 総論:国レベルの侵入を減らす方法(2)
1類感染症は
全てが検疫所でブロック対象になる「検疫感染症」です。
「こんな病気(の原因になる微生物)日本に持ち込まれたら、
大変なことになる!」感染症ですね。
名前だけ並べてみますよ。 ...
5 総論:国レベルの侵入を減らす方法(1)
微生物の侵入経路を確認し、
体に入られた後の防御システム(免疫)についても確認しました。
いくら免疫が働いているとはいえ、
やっぱり体に入り込む微生物は少ない方がいいですよね。
だから、 ...