10 各論5:体温(感染・免疫):⑦消炎鎮痛剤(3)
サリチル酸中毒は、
耳鳴りやめまい、嘔吐から始まります。
そのまま放っておくと、
呼吸性アルカローシスと
代謝性アシドーシスが同時に起こり、
高熱、錯乱や傾眠といった精神症状 ...
10 各論5:体温(感染・免疫):⑦消炎鎮痛剤(4)
アセチルサリチル酸以外にも、
炎症物質プロスタグランジンを作らせない薬はありますよ。
ロキソプロフェンナトリウム水和物
(ロキソプロフェン)が代表的ですね。
これもシクロオキシゲナーゼ( ...
10 各論5:体温(感染・免疫):⑦消炎鎮痛剤(5)
アセトアミノフェンの禁忌ですね。
今まで勉強してきた禁忌とかなり重なります。
重い肝臓・腎臓障害は薬物代謝のおなじみ。
重い心不全(心臓機能異常)も、
循環のバランスを失って増悪の恐れが ...
9 各論4:体温(内分泌系):視床下部・下垂体(1)
体温ブロックの2つ目。
内分泌系(ホルモン)に働く薬のおはなしに入りましょう。
大部分は、実は今までのところでおはなし済み。
途中で抜けていたところを補足していきますよ。
大まかな流れは ...
9 各論4:体温(内分泌系):視床下部・下垂体(2)
クロミフェンクエン酸塩の禁忌からですね。
肝障害や肝疾患のある人、
エストロゲンに依存した悪性腫瘍、卵巣腫大のある人、
そして妊婦には禁忌です。
肝臓は代謝(M ...
9 各論4:体温(内分泌系):視床下部・下垂体(3)
ゴナドトロピンについて整理できましたね。
補充するためのお薬として、
ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤(HCG)を紹介します。
卵胞刺激ホルモン(FSH)も
黄体 ...
9 各論4:体温(内分泌系):視床下部・下垂体(4)
下垂体後葉から出る
バソプレッシン(バソプレシン)は、
尿量調節担当ホルモン(抗利尿ホルモン)でした。
生化学:ホルモン
バソプレッシン不足(欠乏症)は尿崩症を起こして
脱水 ...
9 各論4:体温(内分泌系):甲状腺・副甲状腺(2)
チアマゾールの注意点ですね。
併用注意を見ると、
ジギタリス製剤とワーファリンカリウムがあります。
薬理学:心臓
薬理学:抗血栓
代謝が亢進している ...
9 各論4:体温(内分泌系):甲状腺・副甲状腺(3)
逆に甲状腺機能が低下してしまったら、
甲状腺ホルモンを補充してあげましょう。
レボチロキシンナトリウム水和物(チラージン)は、
化学的に(=人工的に)合成したチロキシンその ...
9 各論4:体温(内分泌系):甲状腺・副甲状腺(4)
後半パート「骨代謝」のおはなしに入りましょう。
骨は一度できたら終わり!…ではありませんね。
「倉庫老朽化である日突然崩落!」
なんてことのないよう、
日々少しずつ破骨細胞が壊し、