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9 各論4:体温(内分泌系):視床下部・下垂体(1)

2023年4月4日

体温ブロックの2つ目。

内分泌系(ホルモン)に働く薬のおはなしに入りましょう。

大部分は、実は今までのところでおはなし済み。

途中で抜けていたところを補足していきますよ。

大まかな流れは上から下へ。

視床下部と下垂体の頭部パート、

甲状腺と副甲状腺の頚部パート、

副腎と性腺パートと進みますよ。

 

頭部パートは視床下部と下垂体。

視床下部はホルモンの大元締め。

下垂体が各現場に個別の命令を出す中元締めですね。

視床下部は下垂体に命令を出しますが、

下垂体は視床下部に命令できる立場ではありませんよ。

 

視床下部や下垂体から出る個々のホルモンについては、

生化学や解剖生理学でおはなししてあります。

忘れてしまっている人はしっかりと復習です!

視床下部や下垂体がおかしくなると、

そこから下のホルモン全てがおかしくなってしまうことを

イメージできるようになってくださいね。

 

視床下部や下垂体が変になってしまったときに、

薬は「補充療法」という形で役に立てますね。

 

例えば、視床下部から出る

ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)が不十分だと、

下垂体前葉から出る卵胞刺激ホルモン(FSH)や

黄体形成ホルモン(LH)の分泌が不十分になってしまいます。

これらは生殖器系に働くホルモンですから、

このままでは生殖不能になってしまいますね。

 

こんなときにゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)を

分泌させる薬がクロミフェンクエン酸塩(クロミッド)。

https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00053887

これで卵胞刺激ホルモン(FSH)も

黄体形成ホルモン(LH)も出て一安心…と思いたいのですが、

影響がそれなりに広く出てしまいますよ。

 

次回は、

クロミフェンクエン酸塩の禁忌から確認していきましょう。

 

【今回の内容が関係するところ】(以下20230404更新)