10 脳神経系のおはなし

C 筋萎縮性側索硬化症

運動神経細胞がおかしくなってしまう代表は

「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」。

上位・下位の運動神経細胞(ニューロン)が

選択的に障害される、原因不明の病気です。

10 脳神経系のおはなし

(2)ハンチントン病、球脊髄性筋萎縮症、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症

A ハンチントン病

まずは運動障害、行動変化、知能低下を起こす

常染色体優性遺伝疾患のハンチントン病から。

運 ...

10 脳神経系のおはなし

B アルツハイマー病

アルツハイマー病(AD)は

40代以降に発症する原因不明の認知症。

40代未満で発症すると「若年性アルツハイマー病」です。

海馬や大脳皮質が萎縮し、神経細胞が脱落し ...

10 脳神経系のおはなし

B 脳梗塞

脳梗塞とは、血管が詰まった結果、

脳の細胞が死んでしまったもの。

脳卒中の3/4は、脳梗塞によるものですね。

「詰まった!」にはいろいろなものが含まれます。

空気 ...

10 脳神経系のおはなし

1 神経変性疾患

神経細胞それ自体がおかしくなってしまうのが、

神経変性疾患。

パーキンソン病、アルツハイマー病、

ハンチントン病、脊髄小脳変性症、

筋委縮性側索硬化症、

10 脳神経系のおはなし

同じような脱髄性障害には、

視神経と脊髄が主におかしくなる

「視神経脊髄症(NMO)」や、

中枢神経系に急にたくさんのおかしいところができる

「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)」等がありま ...

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3 脱髄性疾患

神経細胞内の情報伝達は電気。

情報を早く漏れなく伝えるために、

軸索の周りを髄鞘がくるんでいます。

解剖生理学:脳神経系と内分泌系(神経細胞)

この「くるんで ...

10 脳神経系のおはなし

小児の小脳に出来るのが特徴の「髄芽腫」。

5歳から15歳が好発年齢で、

小脳にできることから

ふらつき等の小脳失調が起こります。

水頭症から頭蓋内圧亢進症状を起こす前に

摘出 ...

10 脳神経系のおはなし

非機能性腺腫の中には

完全無症状のものもありますが、

たいてい近く(下)にいる

視神経を圧迫してしまいます。

上四半盲や両耳側半盲が生じ、

放っておくと失明の可能性もあります ...

10 脳神経系のおはなし

「平山病」とは、若年性一側上肢筋萎縮症のこと。

10代男性を中心に発症する、

神経が原因の、

尺側(小指側)の小手筋が中心になる萎縮です。

頸椎は可動域が大きいのですが、

そ ...