9 呼吸器系のおはなし(3)骨の異常(1)
「呼吸」に反映されるおはなしの続き。
胸郭の外側になる肋骨と胸骨がないと、
胸郭を保てません。
呼吸筋に「動け!」と命令してくれる
神経(呼吸中枢)がないと、
胸郭の大きさが ...
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(11)
骨だけでは、
重さを支えることはできても動けません。
「動く」ためには、筋肉と、
骨のつなぎ目の「関節」が必要です。
関節は可動性と支持性を備えた、
骨と骨とを連結する構造。 ...
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(9)
急性呼吸不全は
血液中の二酸化炭素濃度が増えないⅠ型と、
二酸化炭素濃度が上がって
高炭酸ガス血症(PaCO₂>45Torr)を起こしたⅡ型があります。
例えば、急性のⅠ型は
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(8)
気胸というのは
肺の外と胸郭の間に空気がたまったもの。
「臓側胸膜と壁側胸膜で囲まれた
胸膜腔の気体貯留」ですね。
解剖生理学:呼吸器系
そこに空気がたまると、
...
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(7)
何だかよく分からないけど、
肺もおかしくなる対象の1つに入っているのが
「サルコイドーシス」。
原因不明の多臓器疾患です。
おかしくなってしまうところで多いのが、
肺、肺門リ ...
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(6)
胸膜は臓側と壁側の2つがありますが、
壁側(外側)の方が痛みに敏感です。
肋間神経の担当で、
胸膜炎や気胸、肺で梗塞が起こったサインかもしれません。
いわゆる「 ...
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(5)
非小細胞性肺がんは、さらに3つに分けられます。
気管入り口付近で、
本来ないはずの扁平上皮のような形を作る
「肺扁平上皮がん」。
分泌液を出すところ(腺)由来の「肺腺がん」。
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(4)
結核の症状は微熱、食思不振、倦怠感、
寝汗、体重減少からスタート。
咳や膿性痰、血痰、胸痛が3週間続いてしまったら、
肺結核を疑ってください。
たいがいの呼吸器疾患は、
3週 ...
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(3)
塵肺症の肺胞線維化が進むと、
膨らめていた肺胞が膨らめなくなります。
肺胞が拘束されたように膨らめなくなる病気をまとめて、
「拘束性肺疾患」と呼んでいます。
塵肺症はその1つ。
9 呼吸器系のおはなし(2)肺(肺胞)と骨の基本(2)
同じく「家内感染?」なのが誤嚥性肺炎。
キーワードは「誤嚥」。
誤って嚥下してしまうこと、ですね。
本来消化器系ルートに飲み込まれる(嚥下)はずのものが、
気管(空気ルート)に入ってしま ...