7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧

前回のお薬の禁忌等を、

簡単なところから紹介していきましょう。

 

シンプルなのはα受容体刺激薬のミドドリン。

甲状腺機能亢進症と褐色細胞腫が禁忌です。

「甲状腺機 ...

7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧

禁忌のおはなしの続き。

今回は伝達物質そのものが増えるおはなしです。

 

ドーパミンを経由して

ノルアドレナリンになるのがドロキシドパ。

緑内障に禁忌なことは、もう ...

7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧

ボスミンは緊急蘇生時にも使われる昇圧薬です。

末梢血管を収縮させるので、

手術時の局所止血(予防にも治療にも)、

局所麻酔の効いている時間を

長引かせるときにも使われます。

...

7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧

低血圧のときだけではありませんが…。

補液(点滴)は間接的昇圧の意味があります。

 

もちろん、直接的に輸血をするときもありますよ。

とにかく急ぐ手術中の輸血(全血製剤)が代表 ...

7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧

等張液輸液は、細胞の中に無理やり入り込むものでも

細胞の水を奪うものでもありません。

とても便利ですが…

エネルギーのもと(糖質)も欲しいですね。

 

そこで生まれ ...

6 各論1:脈・血圧(心臓):心筋梗塞・狭心症・不整脈・心不全

脈・血圧ブロックのスタートは、

心臓に働く薬からはじめましょう。

 

心臓が動くためには、

心筋に酸素と栄養が届くことが必要。

そして心筋の一部である刺激伝導系から ...

6 各論1:脈・血圧(心臓):心筋梗塞・狭心症・不整脈・心不全

血栓に対する4つの薬が、

どこに働いているかイメージできましたね。

では、これらの薬の注意点を確認していきましょう。

 

心筋梗塞のときに痛みが出るところは、

前回 ...

6 各論1:脈・血圧(心臓):心筋梗塞・狭心症・不整脈・心不全

ワーファリンとヘパリンは、

どちらも「抗凝固薬」とまとめられることがありますね。

でも、実際に働いているところは違いましたよ。

思い出せない人は、ちゃんと確認しておきましょうね。

薬理学 ...

6 各論1:脈・血圧(心臓):心筋梗塞・狭心症・不整脈・心不全

心筋梗塞は生命の大ピンチですから、

そんなことになる前に防ぎたいものです。

事故等で

いきなり詰まるもの(塞栓子)が飛んでくるならまだしも、

サインがあるならそこで対応したいですね。

6 各論1:脈・血圧(心臓):心筋梗塞・狭心症・不整脈・心不全

前回、細胞膜電位変化を復習できましたね。

では、そこでカルシウムイオンの流れ込みを邪魔したら?

 

カルシウムチャネルが開いてから

「細胞内外のカルシウム濃度が同じ」になるとこ ...