10 脳神経系のおはなし(2)感染・腫瘍・脱髄性疾患(5)
「平山病」とは、若年性一側上肢筋萎縮症のこと。
10代男性を中心に発症する、
神経が原因の、
尺側(小指側)の小手筋が中心になる萎縮です。
頸椎は可動域が大きいのですが、
そ ...
10 脳神経系のおはなし(2)感染・腫瘍・脱髄性疾患(4)
(4)脳膿瘍と髄膜炎
脳実質に膿がたまったものが脳膿瘍。
膿を出す原因細菌は、
脳の隣接器官から直接感染することもありますし、
遠隔器官から
血液にのってやってくることもあり ...
10 脳神経系のおはなし(2)感染・腫瘍・脱髄性疾患(3)
TORCHのOから、HIVに続き
麻疹ウイルスもおはなししておきましょう。
麻疹にかかった後、
ウイルスが完全に消えずに脳内で持続感染して増殖すると、
数年後に発症する脳炎が
10 脳神経系のおはなし(2)感染・腫瘍・脱髄性疾患(2)
HIVと同じく白血球に感染するレトロウイルスが
ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV)。
成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルスですね。
病態生理:体温(血液・免疫)
微生物学:RNAウ ...
10 脳神経系のおはなし(2)感染・腫瘍・脱髄性疾患(1)
1 感染
感染のおはなしに入りましょう。
感染症にいろいろな原因があることは、
今までおはなししてきた通り。
中枢に影響の出る個別の病原体のうち、
特徴のあるものをいくつか紹 ...
10 脳神経系のおはなし(1)中枢の基本構造と血管異常(5)
(2) 虚血・塞栓
血液関係の「おかしい!」は
出血だけではありませんね。
「血液が足りない!」も大問題です。
A 一過性脳虚血発作、もやもや病
血 ...
10 脳神経系のおはなし(1)中枢の基本構造と血管異常(8)
C 脊髄血管障害
脳だけでなく脊髄でも血管障害は起こります。
脊髄の前(腹側)で起こるか、
後ろ(背側)で起こるかによって症状が変わります。
前脊髄動脈症候群で ...
10 脳神経系のおはなし(1)中枢の基本構造と血管異常(7)
…見るところが多すぎて訳が分からない?
まさにその感想通り、
脳や脊髄がおかしくなると全身に影響が出ます。
しかも原因が動脈硬化に関係していれば、
メタボリックシンドロームのおはなしさえ ...
10 脳神経系のおはなし(1)中枢の基本構造と血管異常(4)
脳ヘルニアは、
はみ出したところの働きが変になってしまいます。
解剖生理学:脳神経系と内分泌系
大脳と小脳を分ける硬膜は
「小脳テント」と呼ばれています。
その小脳テントの上 ...
10 脳神経系のおはなし(1)中枢の基本構造と血管異常(3)
B 脳を取り巻く膜での出血と血腫
膜の出血で一番多いのはくも膜下出血。
脳を取り巻く膜は
硬膜、くも膜、軟膜の3層構造。
真ん中にあるくも膜の下は、
脳に血液を届ける動脈が通 ...