7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

(2)糖尿病の合併症

糖尿病の怖さは、合併症の怖さでもあります。

急性合併症には低血糖(→昏睡)、

高血糖高浸透圧性昏睡、ケトアシドーシス昏睡があります。

 

3種 ...

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

【代謝異常のイントロダクション】

膵臓は消化酵素の産生地点であり、

ホルモンの産生地点でもあります。

糖質(炭水化物)の消化酵素アミラーゼ、

タンパク質消化酵素のトリプシン、

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

血糖値を上げるホルモンはたくさんあります。

細胞にとっての重要性を思いだせば、

血糖値維持は最重要課題。

特に脳や赤血球にとっては死活問題です。

だから肝臓に空腹時の血糖を維持するための ...

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

pHの恒常性を守る2大器官は肺と腎臓。

それをサポートしてくれるのが

赤血球の炭酸水素緩衝系です。

肺は水(血液)に溶けて酸性を示す

二酸化炭素(CO₂)の排出量で恒常性を守ります。

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

(腎臓の復習とアシドーシス・アルカローシスの基本)

腎臓の働きを簡単に復習しておきましょう。

腎臓は尿を作ることが主な働きですが、

それ以外にも大事な働きをしています。

「赤血球成熟因子 ...

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

逆に副腎皮質の分泌機能が低下することもあります。

例えば、先天性の「副腎皮質ステロイド合成障害」。

こちらは必要な副腎皮質成分を薬で補充し、

外性器異常には外科的形成術がとられます。

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7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

副腎には皮質と髄質があり、

どちらからもホルモンが出ていました。

でも、多くは副腎皮質の分泌過剰・不足が問題になります。

原因を問わず、

副腎皮質から出るホルモンが過剰になったものがクッ ...

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

(2)副甲状腺

甲状腺の上に点状にあるのが副甲状腺。

副甲状腺ホルモン(パラトルモン:PTH)は、

骨代謝に関係するホルモン。

ビタミンD、カルシウムのキーワードを加えれば、

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

甲状腺ホルモンが不足するのが「甲状腺機能低下症」。

末梢組織における甲状腺ホルモン作用不足で、

全身または標的器官が機能不全です。

 

症状として何が起こるか、

「 ...

7 体温のおはなし(4)内分泌系・代謝異常

((2)下垂体の続き)

下垂体ホルモンの出すぎの原因に

「下垂体腫瘍」があります。

大部分は、転移をしない良性腫瘍。

増えた細胞のせいでホルモンを多く出すようになる

過剰産生 ...