8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(4:糖尿病4)
血糖値そのもののコントロール以外にも、
薬が役立つところがありますよ。
例えば、末梢神経障害。
糖尿病の合併症の1つで、
特に足の壊死に大きく関係してきます。
8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(1)
ビリルビン胆石のもとになるビリルビン。
これ、赤血球のヘムが分解されたものでしたね。
赤血球は寿命を終えると脾臓で分解されて、
ヘモグロビンから鉄(Fe)が抜けてビリルビンになります。
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8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(2:高脂血症1)
さて、改めて高脂血症のおはなし。
なぜ血液中脂肪が多いといけないのか。
…変な刺激を受けてしまって血管内壁にたまると、
動脈硬化から高血圧を引き起こしてしまうからでしたね。
ここ、高血圧 ...
8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(2:高脂血症2)
「脂質が一度吸収されたらおしまい…」
なんてことはありませんね。
体内の脂質が
コレステロールにならないようにするお薬が
プラバスタチンナトリウム(メバロチン)。
脂質をコレ ...
8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(2:高脂血症3)
話を中性脂肪に戻しましょう。
血液中の中性脂肪(TG)の分解を
促す薬がベザフィブラート。
脂質の分解酵素リパーゼの一種
(リポタンパクキナーゼ)を活性化します。
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8 各論3:体温(消化器系):口から十二指腸(1)口腔内
2つ目の大きなブロック「体温」に
関係するお薬を見ていきましょう。
消化器系、ホルモン(内分泌)、感染や免疫に
関係するおはなしです。
糖尿病に代表される各種代謝異常は、
消 ...
8 各論3:体温(消化器系):口から十二指腸(2)食道・胃・十二指腸(1)
食道・胃・十二指腸に効くお薬のおはなし。
ここは「胃酸」がキーワードです。
ちょっと胃の働きを復習しておきましょう。
胃はタンパク質消化酵素のペプシンが出るところ。 ...
8 各論3:体温(消化器系):口から十二指腸(2)食道・胃・十二指腸(2)
胃酸(塩酸:HCl)に必要な
水素イオン(H⁺)を提供する
プロトンポンプを邪魔する薬として、
オメプラゾールを見てみましょう。
薬自身に対する過敏症は、
他の薬でもおなじみ ...
8 各論3:体温(消化器系):口から十二指腸(2)食道・胃・十二指腸(3)
もう1つの受容体阻害剤が、H2受容体阻害剤。
これは「ヒスタミンがはまるところ」を邪魔するお薬で、
ファモチジン(ガスター)が有名ですね。
ヒスタミンの働く場所は、結構たく ...
8 各論3:体温(消化器系):口から十二指腸(2)食道・胃・十二指腸(4)
前回まで、
キーワード「胃酸」に関係するお薬を確認してきました。
途中でアセチルコリンの名前が
出てきたことからも分かるように、
自律神経系の影響が大きいところです。
精神領 ...