(1)口から十二指腸

2つ目の大きなブロック「体温」に

関係するお薬を見ていきましょう。

消化器系、ホルモン(内分泌)、感染や免疫に

関係するおはなしです。

糖尿病に代表される各種代謝異常は、

消 ...

(1)口から十二指腸

食道・胃・十二指腸に効くお薬のおはなし。

ここは「胃酸」がキーワードです。

 

ちょっと胃の働きを復習しておきましょう。

胃はタンパク質消化酵素のペプシンが出るところ。 ...

(1)口から十二指腸

胃酸(塩酸:HCl)に必要な

水素イオン(H⁺)を提供する

プロトンポンプを邪魔する薬として、

オメプラゾールを見てみましょう。

薬自身に対する過敏症は、

他の薬でもおなじみ ...

(1)口から十二指腸

もう1つの受容体阻害剤が、H2受容体阻害剤。

これは「ヒスタミンがはまるところ」を邪魔するお薬で、

ファモチジン(ガスター)が有名ですね。

 

ヒスタミンの働く場所は、結構たく ...

(1)口から十二指腸

前回まで、

キーワード「胃酸」に関係するお薬を確認してきました。

途中でアセチルコリンの名前が

出てきたことからも分かるように、

自律神経系の影響が大きいところです。

精神領 ...

7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧

前回までのおはなしから分かるように、

血圧は心臓と血液の両側面から見ることができます。

その2つをつなぐのが、血管ですね。

 

血管は単なる「管(くだ)」ではなく、

7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧

前回の最後「イントロダクション」と書きました。

「…? 導入だけじゃなくて、

最後までやっちゃっていいんじゃないの?」

こう思った人はいると思います。

 

「血管の ...

7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧

前回、ACE阻害剤のおはなしをしました。

「…もっと直接尿に関係するホルモンが

働くところを邪魔しちゃえばいいんじゃないの?」

そう思った人、いますよね。

 

確か ...

7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧

尿に関係するホルモン、

あともう1つありましたね。

名前が働きそのままの

「心房性ナトリウム利尿ペプチド」です。

生化学:ホルモン

このホルモンの働きは、

腎臓に ...

7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧

心房性ナトリウム利尿ペプチドの働きに

似せて作ったお薬が、良く使われる降圧剤(利尿剤)です。

主にナトリウム再吸収を邪魔するチアジド系利尿剤と、

主に腎臓の血流量を増やすフロセミド(ラシックス)です ...