8 各論3:体温(消化器系):口から十二指腸(1)口腔内
2つ目の大きなブロック「体温」に
関係するお薬を見ていきましょう。
消化器系、ホルモン(内分泌)、感染や免疫に
関係するおはなしです。
糖尿病に代表される各種代謝異常は、
消 ...
8 各論3:体温(消化器系):口から十二指腸(2)食道・胃・十二指腸(1)
食道・胃・十二指腸に効くお薬のおはなし。
ここは「胃酸」がキーワードです。
ちょっと胃の働きを復習しておきましょう。
胃はタンパク質消化酵素のペプシンが出るところ。 ...
8 各論3:体温(消化器系):口から十二指腸(2)食道・胃・十二指腸(2)
胃酸(塩酸:HCl)に必要な
水素イオン(H⁺)を提供する
プロトンポンプを邪魔する薬として、
オメプラゾールを見てみましょう。
薬自身に対する過敏症は、
他の薬でもおなじみ ...
8 各論3:体温(消化器系):口から十二指腸(2)食道・胃・十二指腸(3)
もう1つの受容体阻害剤が、H2受容体阻害剤。
これは「ヒスタミンがはまるところ」を邪魔するお薬で、
ファモチジン(ガスター)が有名ですね。
ヒスタミンの働く場所は、結構たく ...
8 各論3:体温(消化器系):口から十二指腸(2)食道・胃・十二指腸(4)
前回まで、
キーワード「胃酸」に関係するお薬を確認してきました。
途中でアセチルコリンの名前が
出てきたことからも分かるように、
自律神経系の影響が大きいところです。
精神領 ...
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(1)降圧薬(1)
前回までのおはなしから分かるように、
血圧は心臓と血液の両側面から見ることができます。
その2つをつなぐのが、血管ですね。
血管は単なる「管(くだ)」ではなく、
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(1)降圧薬(2)
前回の最後「イントロダクション」と書きました。
「…? 導入だけじゃなくて、
最後までやっちゃっていいんじゃないの?」
こう思った人はいると思います。
「血管の ...
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(1)降圧薬(3)
前回、ACE阻害剤のおはなしをしました。
「…もっと直接尿に関係するホルモンが
働くところを邪魔しちゃえばいいんじゃないの?」
そう思った人、いますよね。
確か ...
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(1)降圧薬(4)
尿に関係するホルモン、
あともう1つありましたね。
名前が働きそのままの
「心房性ナトリウム利尿ペプチド」です。
生化学:ホルモン
このホルモンの働きは、
腎臓に ...
7 各論2:脈・血圧(血管):高血圧・低血圧(1)降圧薬(5)
心房性ナトリウム利尿ペプチドの働きに
似せて作ったお薬が、良く使われる降圧剤(利尿剤)です。
主にナトリウム再吸収を邪魔するチアジド系利尿剤と、
主に腎臓の血流量を増やすフロセミド(ラシックス)です ...