8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(5:痛風2)
尿酸ができたとしても、
どんどん尿に捨ててしまえば血液中尿酸値は上がりませんね。
尿酸の排出を促進するお薬がプロベネシド(ベネシッド)。
尿細管で水と一緒に尿酸が再吸収されるのを邪魔します。 ...
8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(5:痛風3)
コルヒチンのおはなし。
まずは禁忌確認から行きましょう。
妊婦・妊娠可能性のある人。
肝臓又は腎臓に障害があって、
この薬と同じ分解酵素で分解される薬を使っている人。
あとは ...
8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(3:糖尿病1)
糖尿病は空腹時も高血糖で尿に糖が出るもの。
どうして高血糖だとダメなのか、
どうして尿に糖が出るのかについては
生化学でおはなししてありますね。
そして糖尿病に2つのタイプ(型)があって ...
8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(4:糖尿病2)
運動療法と食事療法に加えて
経口剤(飲み薬)でもうまく血糖コントロールができないなら。
そのときはインシュリン注射の出番です。
約1割のインシュリン依存型(IDDM)や、
重篤な状態にあ ...
8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(4:糖尿病3)
患者教育としては「どこに注射をするのか」と
「自分には何が必要なのか」を
理解し実践してもらう必要があります。
インシュリン注射は皮下注射ですが、
自分でも注射 ...
8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(4:糖尿病4)
血糖値そのもののコントロール以外にも、
薬が役立つところがありますよ。
例えば、末梢神経障害。
糖尿病の合併症の1つで、
特に足の壊死に大きく関係してきます。
8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(1)
ビリルビン胆石のもとになるビリルビン。
これ、赤血球のヘムが分解されたものでしたね。
赤血球は寿命を終えると脾臓で分解されて、
ヘモグロビンから鉄(Fe)が抜けてビリルビンになります。
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8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(2:高脂血症1)
さて、改めて高脂血症のおはなし。
なぜ血液中脂肪が多いといけないのか。
…変な刺激を受けてしまって血管内壁にたまると、
動脈硬化から高血圧を引き起こしてしまうからでしたね。
ここ、高血圧 ...
8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(2:高脂血症2)
「脂質が一度吸収されたらおしまい…」
なんてことはありませんね。
体内の脂質が
コレステロールにならないようにするお薬が
プラバスタチンナトリウム(メバロチン)。
脂質をコレ ...
8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(2:高脂血症3)
話を中性脂肪に戻しましょう。
血液中の中性脂肪(TG)の分解を
促す薬がベザフィブラート。
脂質の分解酵素リパーゼの一種
(リポタンパクキナーゼ)を活性化します。
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