6 各論1:脈・血圧(心臓):不整脈・心不全(2)強心薬(2)
カテコラミン製剤の補足に入ります。
まず、交感神経系の神経伝達物質ノルアドレナリンが
心臓にあるβ1受容体にはまると、
心筋は強く収縮します。
交感神経系優位時 ...
6 各論1:脈・血圧(心臓):不整脈・心不全(2)強心薬(3)
心不全の原因(心筋収縮力低下の原因)には
いろいろありますが。
そのうちの1つが高血圧です。
体内の血液量が多い
(または血管が狭くなってしまった)ため、
5 薬に共通するおはなし(4):代謝(M)・排泄(E)(1)
しばらく細胞内のおはなしが続きましたね。
残るは代謝(M)と排泄(E)のおはなしです。
薬の代謝をする場所は肝臓。
人体最大の分解工場ですね。
薬の「代謝」では ...
5 薬に共通するおはなし(4):代謝(M)・排泄(E)(2)
排泄(E)のおはなしは、
血液から尿を作るおはなしそのものです。
生化学:尿
むしろ再吸収や分泌が少ない分、
普通の尿作成よりもシンプルですね。
血液中を流れる分解された後の ...
4 薬に共通するおはなし(3):薬の働き(1)
薬の働きについてのおはなしをはじめましょう。
ここでおはなしすることは
「細胞への入り方」と
「細胞(の中)で何をするのか」ですね。
キーワードだけ先に説明しておきますよ。
...
4 薬に共通するおはなし(3):薬の働き(2)
細胞の中に入っていかない薬もあります。
細胞膜にくっつけば、
それで「薬として効く」ということですね。
ここで、生化学で勉強した
脂溶性ホルモンと水溶性ホルモン ...
4 薬に共通するおはなし(3):薬の働き(3)
細胞の中に入らなくても効く薬の続き。
化学的に胃酸を中和する制酸剤、
受容体ではなくチャネルにはまるイオン拮抗薬、
血液中の酵素を邪魔する薬などがここに当てはまります。
4 薬に共通するおはなし(3):薬の働き(4)
血液中にある酵素を邪魔する薬として、
アスピリンを紹介しますね。
アスピリンは消炎鎮痛剤であり、
血栓を防ぐ薬でもあります。
止血のしくみ、思い出してみましょう ...
4 薬に共通するおはなし(3):薬の働き(5)
催奇形性が問題になるのは、
「お腹の中にいるとき(胎児期)」です。
受精卵からヒトとして生きていける体を作るため、
細胞分裂をたくさんしている時期ですね。
胎児 ...
4 薬に共通するおはなし(3):薬の働き(6)
細胞の中に入った薬のはたらきについて。
ここを理解するためには、
生化学のセントラルドグマを思い出すのが一番です。
復習しつつ、薬の作用を理解しましょう。
セン ...