9 各論4:体温(内分泌系):副腎・性腺(7)
鉱質コルチコイド(アルドステロン)は、
体から出ていく尿量に関係していました。
だから「脈・血圧」パートのところでも少し出てきましたね。
薬理学:脈・血圧
尿量をコントロールする主役は
9 各論4:体温(内分泌系):副腎・性腺(8)
アルドステロンの働き、主役の2つ目はpH調節です。
血液pH(酸性度合い・アルカリ性度合い)の調節は、
肺と腎臓が2大調節臓器。
アシドーシスやアルカローシスが進むと、
生きていけないお ...
9 各論4:体温(内分泌系):副腎・性腺(9)
アルドステロンが過剰にできてしまう悪性腫瘍等で
「抗アルドステロン薬」が使われることがあります。
スピロノラクトンの例でおはなししましょう。
これは降圧薬のおはなしのところで
以前でてき ...
9 各論4:体温(内分泌系):副腎・性腺(10)
副腎皮質ホルモンのもう1つ、
糖質コルチコイドのおはなしです。
前回も出てきた消炎鎮痛剤(痛み止め)。
消炎鎮痛といえば、糖質コルチコイドの出番です。
糖質コル ...
9 各論4:体温(内分泌系):副腎・性腺(11)
プレドニゾロンの禁忌を確認です。
皮膚結核や水痘・帯状疱疹、
種痘疹、単純疱疹等に使うと、
白血球の異物排除が邪魔されるせいで
悪化してしまう可能性があります。
Ⅱ度以上のや ...
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(1)小腸(1:経管栄養1)
「腸」のおはなしに入りましょう。
食べ物の流れから行くと、
まずは栄養吸収担当の小腸からですね。
小腸で薬が体に吸収されることも、
総論のところでおはなししてありますよ。
薬 ...
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(1)小腸(1:経管栄養2)
前回の経管栄養の完全代用はできませんが、
多少なら輸液でも栄養分のあるものを入れることができます。
そのためにはある程度の脂質を追加する必要があるのですが。
「血管だと詰まって大惨事!だから専用レー ...
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(1)小腸(2:麻痺性イレウス1)
メトクロプラミドの続き、併用注意を確認です。
抗コリン薬、ジギタリス製剤、抗ドパミン薬は併用注意。
抗コリンの「コリン」はアセチルコリン…でしたね。
アセチルコリンは副交感 ...
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(1)小腸(2:麻痺性イレウス2)
メトクロプラミド慎重投与対象は、
「腎障害のある人・小児・高齢者」と
「脱水・栄養不良を伴う身体的疲弊のある状態」です。
腎障害のある人や小児、高齢者では
排泄(E)が不十分になりがちで ...
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(2)大腸(1:潰瘍性大腸炎とクローン病1)
大腸の働きは水分を吸収することと、
食べ物の残りかすを体の外に出すことです。
水分の吸収が多すぎると、便が硬くなりすぎて
体の外に出しにくい便秘になってしまいます。
逆に水分の吸収が少な ...