8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(2)大腸(1:潰瘍性大腸炎とクローン病2)
クローン病は原因不明の難病の1つ。
効く薬は限られますが
…インフリキシマブは「効く」薬の1つです。
マクロファージが作る腫瘍壊死因子(TNFα)にくっついて、
変になった細胞を壊す(細 ...
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(2)大腸(2:下痢と便秘1)
大腸のおはなし、
続いて身近な下痢と便秘に入りましょう。
下痢は便の水分が多すぎるもの、
便秘は便の水分が少なすぎるものですね。
小腸のおはなし同様、
自律神経(特に副交感神 ...
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(2)大腸(2:下痢と便秘2)
下痢のときには「腸管保護」も大事です。
タンニン酸アルブミンをご紹介しましょう。
この薬は広がった腸管を適度に収縮させつつ、
表面に膜を張って粘膜を守ってくれます。
一般的な下痢に、広く ...
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(2)大腸(2:下痢と便秘3)
補足は一段落。
ロペラミドの禁忌を確認です。
出血性大腸炎と抗生物質による偽膜性大腸炎に使うと、
症状悪化や治療延長を起こすため禁忌です。
偽膜性大腸炎の原因は ...
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(2)大腸(3:下痢と便秘4)
下痢のおはなし一段落。
便秘のおはなしに入ります。
便秘は腸管の中に便が滞在しすぎて、
便の水分が少なく(硬く)なったもの。
「水分を含ませる」か
「腸管に刺激を与えて動いて ...
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(2)大腸(3:下痢と便秘5)
便秘の解消法、腸管刺激はどうするか。
副交感神経系をただ刺激するだけでは、
血圧はじめ全身に影響が出てしまいますね。
だから、物理的に腸管を刺激してみましょう。
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(2)大腸(3:下痢と便秘6)
便秘に対しては市販薬も多くありますね。
その大部分は、
植物由来の腸管刺激(かつ、水分吸収を抑制する)成分です。
例えば、ピコスルファート(ラキソベロン)
大腸までは消化・吸収されません ...
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(2)大腸(3:下痢と便秘7)
検査や手術前に使う下剤(便を強制的に排出させる薬)には、
浣腸もありますね。
ここでは、良く使われるグリセリン浣腸を紹介します。
浣腸は、肛門から薬を入れてその作用を発揮さ ...
8 各論3:体温(消化器系):小腸・大腸(2)大腸(3:下痢と便秘8)
D-マンニトールの禁忌確認ですね。
急性頭蓋内血腫のある人では禁忌となります。
頭蓋内で出血があっても、
脳脊髄液の圧力に負けて一時止血状態
(血管に傷はあるけど、血液が血管外に行かない ...
8 各論3:体温(消化器系):肝胆膵(3)肝臓・代謝異常(5:痛風1)
代謝異常の3つ目、痛風に入りましょう。
痛風は血液中尿酸値が高くなりすぎて、
体内で結晶化してしまったもの。
やたらととんがった尿酸塩結晶が原因でした。
生化学:タンパク質代謝