2 薬に共通するおはなし(1):吸収(A)の応用(3)
前回は初回通過効果を受けない点に注目してみました。
今回は「小腸よりも早く吸収!」に注目してみましょう。
すぐに効いてほしいときの例として、
呼吸が苦しいときもイメージしや ...
2 薬に共通するおはなし(1):吸収(A)の応用(4)
「飲み薬」と言っても、結構いろいろな種類があります。
おなじみの錠剤やカプセルの他に、
咳止めシロップのような液状、
そのままだと飲みにくい粉状や粒状もありますね。
...
2 薬に共通するおはなし(1):吸収(A)の応用(5)
錠剤…といっても、目的に合わせていろいろありますよ。
一番単純なのが、
薬に形を整えるためのデンプン等を加えただけの裸錠(素錠)。
ただ、これではひどく口当たりの悪い(苦い ...
2 薬に共通するおはなし(1):吸収(A)の応用(6)
錠剤をのむときに注意してほしいこと。
形はただの錠剤でも、
飲み込んではいけない薬があります。
「そもそも使う場所が違うんだけど?!」なのが膣錠。
文字の通り、 ...
2 薬に共通するおはなし(1):吸収(A)の応用(7)
痛くて嫌われる薬の吸収方法、注射薬のおはなしです。
針を刺して薬を体内に入れるのだから
さぞや効果がすぐに出るのだろう…と思いきや。
すぐに効果が出るものから、
じわじわと効くものまであ ...
2 薬に共通するおはなし(1):吸収(A)の応用(8)
注射薬のおはなしの続き。
今回は「時間」に関係するおはなしです。
注射薬は、注射器から直接体に入れるだけではありません。
ゆっくり体の中に入れる必要があるときには、 ...
2 薬に共通するおはなし(1):吸収(A)の応用(9)
続いては静脈注射ですね。
静脈注射は、文字の通り血管(静脈)に注射するもの。
角度は15~20°くらい。
血管(の管の上下両方)を貫いてしまわないように、
三角定規の小さい角度(30°) ...
2 薬に共通するおはなし(1):吸収(A)の応用(10)
アナフィラキシーショックへの筋肉注射のおはなしで、
あなたの頭にこんな「?」は浮かびませんでしたか?
「注射じゃなくて、吸入薬じゃダメなの?
『気道を広げる』なら、 ...
2 薬に共通するおはなし(1):吸収(A)の応用(11)
塗り薬よりも簡単で使いやすいのが貼り薬。
以前は布に薬剤をある程度の厚みに塗り付けた
「パップ剤」が主流でした。
いわゆる「湿布(シップ)」ですね。
近年はプラスチックフィルムに薬剤を塗 ...
1 イントロダクション:薬を飲むのは何のため?
いきなりですが、質問。
私たちは、どうして薬を飲むのでしょう?
中には薬を飲んだ(使った)ことのない人がいるかもしれません。
そんな人は
「家族や友人がなぜ薬を飲むのか」と考えてみてくだ ...