6 各論1:脈・血圧(心臓):心筋梗塞・狭心症(2)血管拡張薬(3)
ノルアドレナリンの受容体(受けとめるところ)は、
1つではありません。
そのせいで、薬が少々複雑になりがちです。
簡単に紹介しますね。
α1受容体は血管にあって ...
6 各論1:脈・血圧(心臓):心筋梗塞・狭心症(2)血管拡張薬(4)
β1選択性はなく、
β受容体ならばどちらでも遮断する薬が
プロプラノロール塩酸塩(インデラル)です。
心筋の収縮を穏やかにします(β1受容体遮断)ので、
血圧は下がりますが…。
6 各論1:脈・血圧(心臓):心筋梗塞・狭心症(2)血管拡張薬(5)
ニトログリセリン(ミリスロール)や
硝酸イソソルビド(フランドル)といった硝酸薬が、
血管を広げることは分かりましたね。
注射剤だけではなく、急な事態の舌下錠や、
普段から予防の貼り薬( ...
6 各論1:脈・血圧(心臓):心筋梗塞・狭心症(2)血管拡張薬(6)
緑内障禁忌のお薬、
残っている副腎皮質ステロイドと
抗コリン作用のおはなしですね。
プロスタグランジンは炎症物質。
生化学:炎症物質
そんなプロスタ ...
6 各論1:脈・血圧(心臓):不整脈・心不全(1)抗不整脈薬(1)
不整脈と心不全の薬のおはなしに入りましょう。
不整脈にはたくさんの種類があります。
薬で治療する対象になるのは頻脈性の不整脈。
頻脈の原因は自律神経(交感神経系)の命令過多 ...
6 各論1:脈・血圧(心臓):不整脈・心不全(1)抗不整脈薬(2)
もう1つのナトリウム拮抗薬、
ジソピラミド(リスモダン)も確認しましょう。
リスモダンは不整脈のうち
期外収縮、頻拍、心房細動などに使う薬。
心房細動というのは ...
6 各論1:脈・血圧(心臓):不整脈・心不全(2)強心薬(1)
心不全のおはなしに入りますよ。
心不全は心筋の収縮力が下がって、
体の細胞に必要な血液が
送り出せていない状態です。
だから心筋の収縮力
(命令が来たときに、ちゃんと縮める) ...
6 各論1:脈・血圧(心臓):不整脈・心不全(2)強心薬(2)
カテコラミン製剤の補足に入ります。
まず、交感神経系の神経伝達物質ノルアドレナリンが
心臓にあるβ1受容体にはまると、
心筋は強く収縮します。
交感神経系優位時 ...
6 各論1:脈・血圧(心臓):不整脈・心不全(2)強心薬(3)
心不全の原因(心筋収縮力低下の原因)には
いろいろありますが。
そのうちの1つが高血圧です。
体内の血液量が多い
(または血管が狭くなってしまった)ため、
5 薬に共通するおはなし(4):代謝(M)・排泄(E)(1)
しばらく細胞内のおはなしが続きましたね。
残るは代謝(M)と排泄(E)のおはなしです。
薬の代謝をする場所は肝臓。
人体最大の分解工場ですね。
薬の「代謝」では ...