2 「健康」とは:(1)「生きる」ために(9)[補足12]
「病床」のおはなしの続きです。
残りは「精神病床」と「一般病床」ですよ。
「精神病床」は2つの分類をまとめた呼び名です。
1つは、「内科・外科・産婦人科・眼科・耳鼻科を有する100床以上の病院で、
精神疾患を有する者を入院させるため」の病床。
床数からも、科目数からも、
大病院の中にある「精神科の病床」ですね。
もう1つは、それ以外の「精神疾患の患者を入院させるため」の病床。
こちらは「精神専門の病床」のイメージですね。
「精神病床」は、
他の病床と異なる特段の施設を要求するものではありません。
ただ「療養病床」とならび、
長期入院が特徴的であることを覚えておいてくださいね。
「療養病床」の入院平均期間は146日(平成29年)、
「精神病床」の入院平均期間は268日(平成29年)です。
そして今までおはなしした、どれにも当てはまらないものが「一般病床」。
「入院」と言われて、真っ先にイメージする病床ですね。
最初におはなしした各種施設(消火器具等)のほかに、
手術室、調剤所、消毒施設や、
分娩室及び新生児入浴施設が必要になります。
一般病床で要求される施設は、
他の病床でも要求される「基本セット」ですからね。
入院患者さんが一定人数以上いるということは、
もしものときにはその生命に責任を持つということ。
少なくとも看護師が患者さんの生命に対して負う義務、
もうみなさんは分かりますよね。
そして安全対策の重要性についても、
法律医療のおはなしで確認できるはずですよ。
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