7 ヒトを取り巻く環境(1):植物をもっと理解しよう

ヒト(動物)の体の中について簡単に確認してきました。

今度は、ヒトの体の外…「環境」についてみていきましょう。

 

ヒトは環境に様々な影響を与えます。

悪い例ですが、森林破壊は分かりやすい例。

そして環境もヒトに様々な影響を与えます。

これまた悪い例ですが、

水面上昇で居住可能陸地が減ることはイメージできますよね。

ヒト(動物)は、環境から切り離されて生きていくことはできません。

動物は他のものから栄養を取らないと生きていけない

(従属栄養生物)ことを思い出せば、その理由は分かりますね。

そしてヒトも、環境の一部なのです。

 

ここから先の進行予定。

「環境」の構成部分としての「植物」のおはなしからスタート。

その後、生物全体を1つにまとめた「環境」のおはなしで

基礎生物の分野全体をつなげていきましょう。

 

早速、植物のおはなしに入りますね。

「(自然)環境」と耳にしたとき、

頭に浮かびやすいのは森林(木々の集まり)ですね。

木(植物)が生きていくためには何が必要でしょうか?

 

植物が生きるために必要なものは、動物とは異なりました。

植物の細胞もATPが必要ですから、酸素とグルコースがいりますね。

呼吸(異化)のおはなしです。

でも日光と水と二酸化炭素があれば、グルコースを作れます。

光合成(同化)ですね。

 

植物は自力で栄養を作れる以上、

他の生物の作った栄養を取り入れる必要はありません。

だから植物には動物の消化器官にあたる部分はありません。

代わりに水を取り入れるための根と、

酸素と二酸化炭素、日光を取り入れる(受け止める)葉が必要です。

つまり「根を支えて水を吸収できる土壌」と、

「葉がどれくらいの光を浴びるか」が大事なのですね。

 

植物にはたくさんの種類があり、

それぞれに適する条件が異なります。

あるものは少しの光でも生きていけるけど、水はたくさん必要。

またあるものは強い光じゃないとだめだけど、

水は少なくても大丈夫…などなど。

ここではごく簡単に「光の強さ」で陽性植物と陰性植物に分けて、

光合成(同化)と呼吸(異化)のバランスから見ていきますよ。