5 脳神経系と内分泌系のおはなし(27)

胴体下部は膵臓からスタート。

膵臓と言えば、グルカゴンとインシュリンです。

視床下部でも出ていたソマトスタチンも分泌されますよ。

そしてホルモン第2の山場、副腎

場所は腎臓の上。

ベレー帽のような副腎が、外側の皮質と内側の髄質に分かれていましたね。

血糖値維持と抗炎症のグルココルチコイド(糖質コルチコイド)

血液のミネラル維持のミネラルコルチコイド(鉱質コルチコイド)が出る

皮質の方にばかり目が行きがちですが。

髄質のアドレナリンは自律神経(交感神経系)での神経伝達作用。

ここまで勉強してきた皆さんは

「うおっ?!髄質ホルモンも忘れちゃダメじゃないか!」と気付いてくれるはず。

 

そして性ホルモン

男性ではシンプル、女性は2種類で複雑…なところでした。

代表と総称の関係も問題になるところでしたね。

男性ホルモンは総称アンドロゲン、代表テストステロン

女性ホルモンは卵胞ホルモンと黄体ホルモン。

卵胞ホルモンの総称はエストロゲン、代表エストラジオール。

黄体ホルモンの総称はゲスターゲン、代表プロゲステロン。

特に女性ホルモンでは「命令する下垂体前葉ホルモンとの対応」も意識です。

そうすれば「LHサージと黄体ホルモンの作用」を理解できますよ。

…このあたりも、生化学を参照してくださいね。

妊娠中に出るのは胎盤ホルモンのヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)

妊娠検査薬はこれを見ている…と生化学でおはなししましたよ。

胎盤は子宮内に作られる、母体と胎児の共同器官。

詳しくは母性看護等で勉強できるはずです。

でも「2 呼吸器系」や「3 循環器系」で、重要性はおはなししてきましたよね。

 

以上、位置関係重視のホルモン(内分泌系)のおはなしでした。

上下(指揮)関係もイメージできましたか?

 

一度、自分で手を動かして

人体白地図に矢印でホルモンを整理してみてください。

その内分泌器官がおかしくなったときの影響範囲が分かると、

疾病論の意味がさらに深く分かってきますよ。

 

できたら、複数のホルモンの上下関係も追加してみましょう。

視床下部や下垂体が何らかの原因でおかしくなったら、

こんなに全身に悪影響が出てしまうのです。

 

ここで、生化学の各ホルモンを読み直してみましょう。

過剰症や欠乏症の意味、分かるようになっているはずです。

これこそ、「暗記ではなく理解」。

ここまでくれば、応用問題は怖くありません!