5 熱い!冷たい!(やけどと凍傷)(6):日焼け

少々順番が前後した感はありますが…

ここで日焼けのおはなしもしてしまいましょう。

 

日焼けは日光によるやけど。

日光の中でも、紫外線が細胞に悪さをする結果です。

とはいえ、日光(紫外線)は人が生きていくために必要なもの。

睡眠リズムやビタミンDの合成等を思い出せばわかるはずです。

だから必要なことは「日光を浴びない」ではなくて、

「必要以上の紫外線を体の中に入れない」です。

 

そこでメラニン色素の出番。

メラニン色素は一定以上の紫外線を感じると、

色素の傘を広げて、

それ以上紫外線が奥に届かないようにしてくれます。

これが「日焼け」です。

 

でも、急にたくさんの紫外線がやってくると

傘を広げるのが間に合いません。

これが赤く腫れて水膨れのできる日焼け(サンバーン)。

まさに「やけど!」ですね。

少しずつ紫外線が増えたなら、

傘を広げてうまく対応できます。

こちらは黒くなっていく日焼け(サンタン)。

やけどにならずに済みそうですね。

 

とはいえ、日焼けをしたら冷やすこと。

やけどの対処と変わりませんね。

さすがに流水で…は難しいかもしれませんので、

冷水で絞ったタオルをのせて冷やしてください。

冷たく感じなくなってきたら、交換ですよ。

特に赤く腫れたサンバーンを起こしたら、

水分補給も同時にしてください。

表皮のバリア機能が変になったせいで、

水分がそこからどんどん蒸発している可能性があるからです。

脱水は、各種危険状態の引き金になります。

涼しいところで、冷やしつつ、水分補給。

これらは1セットにしちゃってくださいね。

 

一般的な日焼けなら、

数日で皮膚がむけ

(役目を果たした表皮が乾燥して剥がれ落ちる)、

あとは次第に色が薄くなっていくはず。

とはいえ、

人によってメラニン色素の量・反応性が異なります。

「黒くならずにいつも真っ赤!」

「赤くならずに黒くなっていくだけ…」

黄色人種の日本人は、どちらもありえます。

だから、あらかじめ強い日光を浴びることが分かっているなら、

自分に合った対策も必要ですね。

必要以上に肌を直射日光に当てないことを意識しましょう。

日焼け止めも有効ですが、

万能ではないことと、

あくまで「皮膚の上に異物をのせているんだ」という

意識は忘れないでくださいね。