6 目が痛い!(角膜炎・結膜炎)(2)
黒目のおはなしをしたので、
白目のおはなしもしましょう。
結膜炎のおはなしです。
結膜は、まぶたの裏と白目の部分。
目にゴミが入ったときに、
傷が付くとしたら角膜よりも結膜です。
レンズと絞り(見えるための条件:視覚)に
関係しないからいいや…とはいきませんね。
ゴロゴロする、涙が出る、赤くなる。
かなり不快ですから、
ゴミ等の異物が入らないように
まぶた(瞼)と、まゆげ(眉)と、まつげ(睫毛)があるのです。
それでも、防ぎきれない異物は結膜炎の原因になります。
細菌・ウイルスのような病原体をはじめ、
金属片も危険な異物です。
これら「小さなもの」が入ったら、
まずは洗い流してみましょう。
痛くて自然に出る涙で流せればそれもよし。
手元にある刺激の少ない(無刺激又は低刺激)目薬があれば、
それも涙の助けになります。
きれいな水を洗面器等の容器にいれ、
そこに顔を付けて眼をぱちぱちするのもいいですね。
花粉症対策に販売されている、
「眼うがい(目の周りだけ水につけた状態)」も
使えるはずです。
それでもだめなら…痛みが残っているなら病院へ。
特に金属片が入った場合、
まぶた裏でさびてしまうと結膜に悪影響が出てきます。
まぶた裏なら、見えるかも…と無理をしないでくださいね。
特に上まぶた裏は危険ですので
下まぶたをちょっと引っ張って異物が見えないなら
病院へ直行です。
もし下まぶたの見える(しかもとりやすそうな)ところに
異物が見えたらなら、
清潔なガーゼを濡らしてそっとのぞいてみましょう。
1回でうまくできなかったら、
こちらも深追いせずに病院に行ってしまった方が安全です。
次回は「小さくない」異物として、
コンタクトレンズによる結膜炎をおはなしします。