おいしくたのしく生化学1(2)

2019年5月2日

前回のスープレシピの補足です。

ある種、この補足こそが「生化学実用編」ですね。

 

冬は寒いですね。

この寒さというのは、体にとって立派なストレス。

ストレスがかかると必要量が増えるのが、ビタミンCですね。

ビタミンCは抗酸化作用とコラーゲンに必要でした。

そんなビタミンCが欠けるとどうなるか…は生化学へ。

このスープのどこにビタミンC?と思うかもしれません。

キャベツが、甘みとビタミンCの両方を担当してくれます。

ビタミンCと聞いて、まず思いつくのは果物でしょうか。

もちろん果物も食べられればそれに越したことはありませんが、

時期的かつ金銭的に難しいこともありますよね。

それなら、キャベツで取ってしまいましょう。

生のままでは量を食べられませんが、

温野菜にしてしまえば結構な量が入ります。

しかもスープならば、

水溶性で溶けていった分も全部体の中に入れることができますね。

 

にんにくは臭いの関係があるから、

「絶対入れて!」とは言えません。

でも、可能ならばここでビタミンB1を取りたいところ。

ビタミンB1は各種代謝の補酵素でしたね。

酵素を補うので、補酵素。

補われる酵素の役目は、体温のもとになるATP産生です。

だから、体を内側から温めるには

ビタミンB1を欠かしてはいけませんね。

にんにくを抜くなら、他のおかずでビタミンB1を取りましょう。

豚肉、大豆、豆腐等をうまく使ってくださいね。

一番のおすすめは、にんにくを抜くなら豆腐を入れることです。

豆腐なら、タンパク質補給にもなりますからね。

 

追加するといい「余り野菜」も紹介しておきましょう。

最有力候補はニンジン。

色どりと一緒に、ビタミンAも補給できます。

ビタミンAは上皮細胞の保護がお仕事。

皮膚のかさつきだけでなく、

粘膜も守って風邪予防の第一歩です。

次点はシイタケ。

味わいに深みが出ますし、ビタミンDも補給ですね。

ビタミンDを取るとカルシウムの吸収もよくなりますから、

骨や歯、神経の働きにもじわじわ効いてくるはずです。

 

一度作ったらバリエーションも楽しみましょう。

オイスターソースをたらせば中華風。

プチトマトを追加すれば洋風。

醤油とみりん、または味噌を入れれば和風にもなれますね。

 

次回は、レンジしかなくてもできるレシピのご紹介。

学生の1人暮らしでも、しっかり生化学の活用です!