おいしくたのしく生化学3(1):レシピ付き
季節スープを2個紹介したので、
今回はいつでも作りやすいスープをご紹介します。
多少値段の変動はありますが、
いつでも手に入る(はずの)ブロッコリーのスープです。
材料はブロッコリー1本。
あとは塩、水、お好きな余り野菜です。
作り方は➀~になります。
➀ブロッコリーは花房の部分(普段食べるところ)を切り取り、
茎の部分の硬い皮をそぎ取ります。
売っているときに茎の断面が硬くなってしまったところも
切り取ってしまってくださいね。
皮をそぐと、色が薄い部分が出てきます。
先の方は皮が残っていてもかまいませんが、
もとの部分は皮が硬いので、
厚目にそぎ取るといいですよ。
(➀’ 花房の部分は熱湯にくぐらせて、
10秒ほどで取り上げて冷凍保存しておきましょう。
レンジにかけると、そのまま使える温野菜になりますよ。)
②茎のやわらかい部分だけを
厚目の輪切り(もしくは一口大)に切り、
コップ1~2杯
(鍋にもよりますが、ひたひたより少し多いくらい)
の水を入れ、軽く塩を振って(食卓塩1~2振り)火にかけます。
③5分から10分でブロッコリーが柔らかくなると思います。
冷めた後味見をして、
塩が足りないときのみ、塩を追加します。
★他の余り野菜を加えるときには、ここに追加して煮てください。
☆どうしても、どうしても物足りないときには、
オイスターソースを1垂らしだけなら加えてもかまいません。
以上で完成です。
おそらく、外食では出てこないであろう
ブロッコリーの「茎」のスープです。
驚くほど甘みのあるおいしいスープ。
野菜の甘味を、存分に味わってください。
おすすめの追加(野菜?)はシイタケとわかめ。
色どりだけではありませんよ。
シイタケは味に深みを加えてくれます。
さらにわかめは亜鉛も含んでいます。
亜鉛は、味覚担当の味蕾に必要…とは冬のスープで
(オイスターソースで)紹介した通り。
おいしいものを、おいしく味わうために
補給しておきたいミネラルですよね。
シイタケやわかめをおすすめする理由は他にもありますよ。
それは次回の栄養説明でおはなししますね。