6 筋骨格系のおはなし(5)

筋肉の増減原因が分かったところで、

大事な(よく出てくる)筋肉についておはなししましょう。

でも、実は今までの勉強の「復習」ですよ。

多くは不随意の平滑筋になります。

 

呼吸器系では、なんといっても呼吸筋群

横隔膜と肋間筋ですね。

横隔膜は横紋筋だから注意…というおはなしは、筋肉分類で出てきましたね。

循環器系は心筋と血管の筋肉

心筋は止まっちゃいけないから、特殊な筋肉。

筋肉なのに、電気を作れる刺激伝導系もありました。

血管が広がり、狭まるのは平滑筋のせい。

動脈で圧力調節!のおはなしをしましたね。

うまく広がれないと、血液の圧力が高い「高血圧」…でした。

消化器系は内臓筋ですが…。

「舌」と「のど周りの筋肉群」が特殊でしたよね。

どちらも嚥下に深く関係する、随意筋でした。

意図的(随意)にも、意識せずとも(不随意)、これらの筋肉は動かせますよ。

あとは「口輪筋」も一緒に覚えておきましょう。

嚥下の3要件の最初「口を閉じる」筋肉です。

数少ない「輪っか筋」ですね。

 

 

脳神経系のところでは、

膝蓋腱反射で紹介した大腿四頭筋はいいですよね。

太ももの前の、足先を引き上げる筋肉です。

眼の周りの反射に必要な「眼輪筋」を追加しておきましょう。

眼の周りの筋肉も、数少ない「輪っか筋」です。

この筋肉がないと、ゴミが目に入りそうになっても眼を閉じることができません。

 

脳神経の支配領域についてはおはなしが終わっていますが…。

顔の表情は、たくさんある筋肉のおかげ。

あまりにたくさんあるので、全部紹介するのは無理ですね。

だから、代表的な表情とそこに関係する筋肉だけを紹介します。

笑顔は目じりが下がり、口角が上がりますね。

これは眼輪筋と、口角挙筋・上唇挙筋のおかげ。

びっくりして目を見開くのは、上眼瞼挙筋

悲しくて眉も口角も下がるのは、

皺眉筋・眉毛下制筋と、口角下制筋のせい。

怒って眉間にしわが寄り口をとがらすのは、

皺眉筋と口輪筋・オトガイ筋のせいですよ。

鏡の前で、少しオーバー気味に表情を変えてみましょう。

どこの筋肉が動くのか分かると、理解が進みますからね。

あと、今までの器官系では紹介できなかったものに

「腹筋群」と「背筋群」があります。

どちらも、多くの筋肉が該当する「筋肉群」です。

一応、腹筋群では中央付近にある「腹直筋」が

一般的な「腹筋」にあたります

「腹筋われた!」というのは、

筋肉が入っている鞘(筋鞘)の部分と筋肉との境界がよく見える状態ですね。

腹部正中線には白線と呼ばれる部分があり、

ちょうどへそ(臍)を取り巻く臍輪につながっています。

腹筋群と背筋群は、

どちらか片方だけではなく両方をバランスよく鍛えてくださいね。

姿勢よく座る、

これだけでも腹筋群と背筋群のトレーニング(運動)ですよ!