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2 「健康」とは:(1)「生きる」ために(7)

35歳から39歳までの死因は、

1位が自殺、2位ががん。

3位に心疾患が入ってきました。

 

「心疾患」の代表は狭心症・心筋梗塞といった虚血性心疾患。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/other/15sibou/dl/17.pdf

他にも不整脈(及び伝導障害)、心不全、

慢性リウマチ性疾患及び慢性非リウマチ性心内膜疾患がここに入ります。

(厚生労働省:解説「2 本報告で用いた主な死因」より)

健康指導等のパンフレットでは、

「狭心症・心筋梗塞」のことを(心疾患という言葉を使う代わりに)

「3大死因の1つ」と紹介していることが多いですね。

 

狭心症や心筋梗塞の発症リスク因子として、

酒・タバコ、運動不足、食生活の欧米化と乱れ、

高血圧や高脂血症(脂質異常症)等があげられています。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-005.html

(厚生労働省:e-ヘルスネット)

タバコは0歳児の乳幼児突然死症候群(SIDS)に続き、また出てきましたね。

 

残りの発症リスク要因は、「メタボリックシンドローム」と関係が深そうです。

せっかくですから、

メタボリックシンドロームも簡単に確認してしまいましょう。

 

メタボリックシンドロームとは、

内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさり、

心臓病や脳卒中といった動脈硬化性疾患を引き起こす症候群。

 

内臓肥満はウエスト周囲径測定で推定します。

その上で、糖尿病に関係する「空腹時高血糖」、

高血圧に関係する「最大・最小血圧」、

高脂血症(脂質代謝異常)に関係する「血中脂質」が一定値を超えれば、

「メタボリックシンドローム」です。

メタボリックシンドロームの改善方法の1つは「運動」ですね。

 

以上、死因3位の虚血性心疾患発症リスク因子と、

メタボリックシンドロームの判断基準を続けて紹介してみました。

当然と言えば当然なのですが…メタボリックシンドロームに該当すると、

虚血性心疾患の発症リスク因子が複数重なっている状態になっていますよね。

同様に、

あとから死因トップ3に入ってくる「脳血管障害(脳卒中)」に対しても、

メタボリックシンドロームに該当すると複数リスク因子が重なった状態になります。

 

だから、メタボリックシンドローム対策が大切なのです。

しかも、「心疾患」は35歳から39歳だけの問題ではなく、

この先ずっとトップ3に入り続けます。

早め健康診断、介入の必要性。

みなさんはもう意識することができましたよ!