12 各論7:呼吸(中枢・精神):⑦統合失調症の薬(6)

リスペリドンの併用禁止からですね。

https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00048772

併用禁止はアドレナリンやボスミン。

キーワードは「作用逆転」でしたね。

 

併用注意は、本剤の効果を弱めるドーパミン作動薬と抗結核薬リファンピシンなど。

ドーパミン作動薬と本剤の働きは逆同士だから。

リファンピシンは本剤の代謝酵素を誘導してしまうからですね。

本剤の効果を強めるのは中枢抑制薬や本剤の代謝酵素を邪魔する薬。

代謝酵素を邪魔する薬に抗真菌薬のイトラコナゾールや

抗てんかん薬のカルバマゼピンが入ることはハロペリドールと同じですが…。

パロキセチンという薬も含まれていますね。

パロキセチンは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる、

うつに効く薬です。

抗うつ薬は、もう少し先で主役になりますよ。

 

オランザピン(ジプレキサ)の紹介に入りますね。

https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00047589

オランザピンは多受容体作用抗精神病薬(MARTA)の1つ。

ドーパミン、セロトニン、アドレナリン、ヒスタミン、アセチルコリン等の

受容体に広く効く薬です。

統合失調症だけでなく、双極性障害にも効きます。

悪性腫瘍に効く薬の消化器症状(悪心、嘔吐)に効く薬としても使われますね。

 

禁忌はアレルギーのある人、

アナフィラキシーショック治療以外のアドレナリンを使用中の人、

中枢神経抑制薬の強い影響下にある人。

そして糖尿病(既往歴も含む)の人も禁忌になります。

理由は…警告文に書いてありますね。

著しい血糖値上昇を起こし、

糖尿病性ケトアシドーシスや糖尿病性昏睡から死に至る可能性があるからです。

だから慎重投与対象には糖尿病の家族歴のある人や

肥満等の糖尿病危険因子のある人が含まれています。

そんな人たちが口渇から多飲、多尿、頻尿を起こしたら

危険なサインですからね!

 

小児に対しては安全性未確立。

妊娠・妊娠可能性のある人や授乳中の人に対しても

「やむを得ぬとき…」ぐらいの扱いです。

乳汁に移行するので授乳禁止。

安全性未確立で、離脱症状や錐体外路症状が報告されていますからね。

 

次回、他の慎重投与対象も確認していきましょう。