3 糖質と糖質代謝のおはなし(3)

2018年3月18日

多糖のおはなしの続き。

今回の主役は「二糖」と「多糖の『糖以外もくっついてできたもの』」です。

 

二糖は単糖が2つグリコシド結合でつながったもので、

マルトースラクトーススクロースでしたね。

これら二糖が、どの単糖からできているかは覚えちゃってください!

一番簡単なのが、グルコース2個からできているマルトース。

前回のグリコシド結合の例でも出てきた、マルトースです。

次に簡単なのがラクトース。

グルコースとガラクトースからできています。

ガラクトースで、ラクトース。

これもなんとなく似ているので、いける気がしますね。

 

残ったのがスクロース。

グルコースとフルクトースからできているのですが…

名前は似ていませんから、これは無理やり覚えちゃいましょう!

 

単糖の話をしないまま、二糖を覚えろ!というのはちょっと強引ですが。

どうせどちらも(合わせて6個)覚えなくてはいけませんので。

「グルコースは固定!もう1つに単糖の何が来るかで3つある!」

そして先程おはなしした順に、二糖に慣れていってください。

 

多糖の補足もここで終わらせてしまいましょう。

植物細胞と動物細胞の貯蔵形態については、前回おはなししましたね。

今回は多糖で糖以外がくっついたもの…ヒアルロン酸とヘパリンのおはなし。

 

ヒアルロン酸は化粧水でおなじみ、保湿成分です。

保湿…これ、水分が逃げてしまわないように手をつないでくれてる、ということ。

「糖からできたものは、水と仲良し」ですね。

単糖のところでもう1度言いますが、糖は水と仲良しです。

これ、当たり前と笑わないでください。

脂質との対比で大事になってきますからね。

 

ヘパリンというのは…実習や就職した後お世話になるお薬。

血液が固まってしまわないようにしてくれるお薬です。

多分、輸液(点滴)の管の中で血が固まってしまわないように

「ヘパリンブロックをする」という形でお目にかかると思います。

血(血液)は流れていないと固まってしまうもの。

輸液(点滴)をしている最中なら液体が動いていて問題ありません。

でも「1本終わった!次は数時間後に!」とお薬の時間に指示があったら?

毎回針を指し直したら、患者さん痛くてたまりません。

刺すほうだって使える血管が減ってきて大変です。

でも数時間そのままにしておいたら、

輸液とつなぐところ(連結部)の中で血が固まってしまいます。

そこで、連結部の中にヘパリン(水溶液)を入れておけば、

血が固まることなく、数時間後にそこからまた輸液を開始できるわけです。

 

多糖の仲間、私たちの生活に役立ってくれていましたね。

次回は後回しになっていた単糖のおはなしですよ。