話を口の中に戻しましょう。

もっとも、口腔内に細菌のえさになる食物のかけらが多くあり過ぎると、

ミュータンス菌（いわゆる「虫歯菌」）などが酸を作りすぎて、

「ヒトにとって悪さ」をし始めることになりま ...

ここまで派手な「ヒトのため！」といえずとも、

表面（皮膚や粘膜）にいる常在細菌もヒトの役に立っています。

「酸性に保つ」働きです。

生化学で「生体の防御機構：免疫」の勉強を ...

微生物をヒトとの関係で考えるとき、

「ヒトに悪さをするもの」と

「ヒトに悪さをしないもの」に分けることができます。

「ヒトに悪さをするもの」は、

病気のもとにな ...

「微生物」には含まれませんが…

ヒトの体に入り込んで悪さをしうる存在として「寄生虫」もいます。

寄生虫はヒトや動物の表面や体内にとりついて（寄生して）、

その食べ物（栄養分）を横取りするもの。

ウイルスが入り込んだ細胞は、

勝手に細胞小器官を使われてしまいます。

そのせいで、

細胞の性質が変わってしまう（形質転換）が起こることがあります。

その代表例が「がん化（不死化）」です。 ...

ウイルスは「細胞」からできていません。

遺伝情報のウイルスゲノムと、外側をとりかこむ殻（カプシド）。

以上です。

殻の外側にエンベロープ（脂質二重膜）をまとっていることもあります。

ウイ ...

採取した細菌を増やすために必要なものを確認。

今までおはなししてきたところだと、

確認したい（増やしたい）細菌に合わせて

酸素の有無（好気性、通気性、嫌気性）と、

栄養の種類を選ぶ必要が ...

細菌の、とりあえずの分類終了。

細菌は原核生物なので、「核」ではなく「核様体」があります。

真核生物とは違い細胞内の細胞小器官は充実していませんが、

外側の細胞小器官はたくさんありますよ！

さて、原核生物の細菌と原虫ですが。

原虫には「胞子」という真菌との共通項があります。

真菌と少し似ている、原虫を先にまとめてしまいましょう。

原虫にはアメーバ（赤痢アメーバ ...

「生物」より小さな「微生物」。

実は、とても多種多様な存在です。

ここで真面目に分類を始めてしまうと、

分量が多いうえに、何を勉強していいのかが分かりにくくなってしまいます。

だから、こ ...