11 精神のおはなし(2)双極性障害、統合失調症、物質使用障害、ストレス障害(5)
3 使用障害
(1)アルコール使用障害
アルコール使用障害は飲酒のコントロールを失い、
本人または周囲が社会的、経済的、身体的、
心理的不利益を大きく被っている状態です。
壮 ...
11 精神のおはなし(2)双極性障害、統合失調症、物質使用障害、ストレス障害(4)
抗精神病薬一般の副作用として、
口渇、便秘、眠気、だるさがあります。
口渇、便秘…ときたら、抗コリン作用ですね。
薬理学:小腸・大腸の薬(から抗コリン作用)
他にも糖尿病、高血圧、体重増 ...
11 精神のおはなし(2)双極性障害、統合失調症、物質使用障害、ストレス障害(3)
以前は、体の中で何が起こっているのか分からず
精神病棟への長期入院で対処していましたが、
それによって社会と隔絶され、
結果として居場所が
病棟内しかなくなってしまったことはご存知の通り ...
11 精神のおはなし(2)双極性障害、統合失調症、物質使用障害、ストレス障害(2)
そう状態は急に悪化することがあるので、
入院が必要なことが多くなります。
双極性障害のうつ状態には
一気にそう状態に移行する可能性があるので、
抗うつ薬を使わないことが原則です。 ...
11 精神のおはなし(2)双極性障害、統合失調症、物質使用障害、ストレス障害(1)
1 双極性障害
前回ちらりと名前の出た双極性障害(躁うつ病)は、
双極性感情障害とも呼ばれます。
著しく気分が高揚する病相(エピソード)と、
意欲が低下して憂鬱になる病相の、
11 精神のおはなし(1)せん妄、認知症、うつ病(9)
先程「ステロイドやインターフェロンでも
(外因性)うつ病になる」とおはなししました。
薬物で起こる精神症状を少し補足しましょう。
ステロイド(含む、人体内のステロイドホルモ ...
11 精神のおはなし(1)せん妄、認知症、うつ病(8)
うつ病は治療をしなくとも
1年以内に6~7割は改善するとされています。
休養の必要性と薬がなくても治る可能性のあることから
「うつは心の風邪」と呼ばれることもあるくらいです。
でも「風邪 ...
11 精神のおはなし(1)せん妄、認知症、うつ病(7)
でも、やっぱり抗コリン作用が
使いにくくて仕方ありません。
そこで出来たのが
「選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)」。
三環系・四環系を「旧世代抗うつ薬」、
選択性 ...
11 精神のおはなし(1)せん妄、認知症、うつ病(6)
(2)薬物療法
薬物療法の基本は「抗うつ薬」。
ここに理解には、
神経伝達物質のセロトニンのおはなしが必要です。
ヒトの「精神」は、
様々な神経細胞 ...
11 精神のおはなし(1)せん妄、認知症、うつ病(5)
2 抑うつ状態・うつ病
お次に「抑うつ状態」に入りましょう。
まず「抑うつ気分」というものがあります。
これは「落ち込む、滅入る(めいる)」気分のこと。
下向きの感情ですね。